その肆 ページ5
「カーズ様！と、その女は？」
「この城に入ってきた」
「ほう？なかなか度胸があるじゃあないか」
「ああ、気になったのでな」
恐らく、今私がここで波紋を使っても、3人からは逃げられないだろう
「ん？お前」
エシディシが私の顔を覗きこんだ
「似ている………………」
「まさか、カーズ、」
「ああ、」
？何を言っている？
「やつの顔を見る限り、覚えてねえみてえだな」
「ああ、」
エシディシが言うとカーズは黙っていた
なぜか悲しそうに
ずっと頭に？が埋め尽くされる
さっきからなんだと言うのだ
ワムウもキョトンとしてる
すると、カーズが
「おい、お前もしや、Aという名前か？」
！？！？！？
何故私の名前を！？
おかしい、今日、初めてあったはずなのに
「なぜ、知っているの」
恐る恐る聞くと、カーズはため息をついた
そして、後ろを向いた、
その顔は悲しそうで
ぼそっと
「覚えているわけがないだろうな……」と言っていた
私はなにか彼と関わりがあるのだろうか
その真実は知ることがなかった
「おい」
「っ、なんでしょう」
「お前、今日からここで私たちと生活をしろ」
「は？」
「だから、ここにいろというわけだ」
表情ひとつ変えずに淡々と言った
「何故？」
「特にない、ただ、私が純粋にお前を気に入ったからだ｣
ますます意味がわからなかった
だが、これは断ると殺されるやつだろう
殺されるのはご免なので
「はい」
といった
3人は不敵に笑っていた
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作者名：まー納豆 x他1人 | 作成日時：2019年6月27日 18時
