その拾玖 ページ21
お菊サイドーー
「はて？」
？？「だから、いいよってことだよ。お菊」
「ですが、相手は見知らぬ旅人ですぞ？」
？？「いや、あの子らが馴染んだんだ、面白い、
なにかの予兆かもしれないね」
？？「ぜひ、こちらにいらして欲しいくらいです」
？？「頼めるかい？お菊」
「はぁ、仰せのままに……
耀哉さま……にちかさま……」
ーーーーー
「？おまえたち、他に兄弟がいるのか」
「はい、姉が2人と妹がひとりいます」
「みんな同じ顔ですよ。」
「そうなのか、して、おまえたちの名前を聞いていなかったな」
「ぼくは耀利哉(きりや)です」
「ぼくは耀乃杜(かのと)です」
か「耀利哉やこの家の跡継ぎなんですよ」
「そうなのか」
か「はい、僕達は双子ですが先に耀利哉が早く生まれたから、父さんとほとんど一緒の名前がついたんです」
「ほぉ、人間にはそのような文化があるのか」
き「？あなたは人間じゃあないんですか？」
「ああ、我が名はカーズ……究極生命体だ」
か「究極生命体……？本で読んだことがあります」
「本だと？」
き「はい、この家に古くから伝わる本です」
か「はい、そして僕達の妹がそれを肌身離さず持っているんですよ」
「そうなのか」
き「はい」
「耀利哉お坊ちゃん！耀乃杜おぼっちゃん！」
か「あ、お菊」
「そこのお客さまを自室にお連れしてくれと、耀哉さまが仰っております……」
き「そうか、ありがとう」
か「それでは、むかいましょう、カーズ様」
「うむ」
3人に連れられて屋敷をまわる
様々な部屋はあるものの、人間の気配は全くしなかった
「おい、耀利哉、耀乃杜。お前らには兄弟がいると言ったな」
き「はい、でも、姉ふたりは今日は父母と一緒にいます。｣
か「妹は離れの部屋にこもっております」
「そうなのか」
き「はい」
しばらく歩くと、恐らく今までの中で1番大きい部屋にたどり着いた
人間の気配が4つする、間違いない
お菊「では、開けますゆえ、失礼のないように……」
か「お菊、お客人に無礼はゆるされないよ」
お菊「すみませぬ、耀乃杜お坊ちゃん」
そして、スススと襖があくと
「はじめまして、よく来てくださいました」
男と、女と、子供が二人いた
ーー
また鬼滅の刃要素がはいります
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作者名：まー納豆 x他1人 | 作成日時：2019年6月27日 18時
