第７４話 ページ3
『…とりたきゃ自分で取れ』
僕はそう言ってフードを手で握ってさらに深くかぶった
よし、少し言い返したやった！
雲雀は僕の行動を見て表情一つ変えずに
僕の体を手一本で支え、もう片方の手で僕の手を払いのけてフードに手をかけた
『うわ！やめ…っ！』
「！！」
雲雀がフードをとって僕の顔を見た瞬間、表情が変わった
…え、僕の顔そんなに変？
『えーっと…雲雀…？』
「…へぇ、君って女だったんだ」
…色々心配して損した
『…女だよ、悪いか』
僕はふてくされながらフードをかぶりなおす
「何でわざわざフード被るの？」
『だって顔、見られたくないから』
「…フード被らない方が可愛いのにね(小声)」
雲雀が何か行ったのを僕は聞き取れなかった
『…？今何て「ついたよ」え？』
雲雀の向いてるほうを見ると飛行場が広がっていた
『何で空港に来たの？』
「今から日本に向かう」
『日本！？何でイタリアから離れなきゃいけないの！？』
「僕のアジトが日本にあるから」
アジトが日本にあるからって何で僕まで…！？
それに僕は関係な…
―――待てよ
僕って小さいころ日本にいたような…？
それにあいつにどこで本が作られたのか聞いたときに
「たぶん日本なんじゃないですか？」
って言ってたし…
もしやこれはまたとないチャンスなのでは！？
『…し、仕方ないから僕も行ってあげるよ』
「へぇ、じゃあ行くよ」
こうして僕は日本に行くことになった
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たまき - 続き楽しみにしてるよ！！更新ガンバってね応援してるよ＾＾ (2013年2月28日 18時) (
レス) id: c1979ee4f9 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 続ききになる！ (2013年1月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 51f19720df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小和 | 作成日時：2012年12月2日 15時
