珍しい ページ20
・
・
｢ ち ー ば ー くんｯ ！ ｣
｢ なぁに ？ ｣
｢ な 〜 んにもない ！ ｣
さっきからずっとこんな感じ 。
｢ うるせぇ 。 ｣
ともやんが 、 Aちゃんにそう言う 。
｢ いいじゃんね 〜 ？ ｣
ともやんからの目線が痛い 。
｢ ははは … ｣
適当に流すと 、 また始まる 。
｢ ち 〜 ばくんｯ ！ ｣
｢ な 〜 に ？ ｣
｢ きょ 〜 う 、 送ってあげよ 〜 うかｯ ？！ ｣
｢ ｢ ｢ ｢ え ？！ ｣ ｣ ｣ ｣
皆 、 口を揃えて言った 。
だって 、 Aちゃんが送ってくれるなんて
こやさんが 、 イケメンなぐらい珍しいもん 。
｢ おい 。 ｣
あ 、 口に出てた …
｢ ど 〜 うするの ！ ｣
｢ 電車代浮くし 、 ん 〜 。 ｣
｢ うん ！ 乗ってく ？！ ｣
キラキラした目で俺に言うけど 、
周りの目が怖いんだよ 。
こやさんもともやんも 、 ガン見してくるし 。
にっちは 、 フル無視 。
にっちが 、 逆に怖い 。
でも 、 こんなチャンスはなかなかなくて 。
｢ なら 、 お願いします … ｣
｢ おお ！ き 〜 まり ！！！ ｣
｢ じゃあ 、 早く帰ろ ！ ｣
Aちゃんが立ち上がって 、俺の手を引く 。
｢ みんな 、 ばいば 〜 い ！ ｣
｢ お疲れ様でした ！ ｣
やっぱり 、 視線が怖かった 。
・
( 珍しすぎんだろ … )
( Aに乗せてもらおうと思ってたのに 。 )
( あ 、 乗ってく ？ )
( おお ！ 友哉ありがと ！ )
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リみみ - 2話、誰side？ (2018年6月4日 18時) (
レス) id: e4407b93c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＃渡邊 彩華 | 作成日時：2018年1月30日 14時
