～四人の王子様～ (ページ14)

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当日～勝利～ページ14

《勝利目線》

付き合ってください、かぁ･･････

俺に近寄ってきた子達も自分からそう言って、俺に傷つけられて、消えていく･･････

俺に触ってはいけない。

俺と言葉を交わしてはいけない。

きっと此処の住民はそう教えられてきたのだろう。

でも、Aは違った。

俺と話してくれた。

俺は兄さん達とは違う。

此処に住んでいるのに、兄さん達とは違う暮らし。

兄さんは豪華なお城。でも俺は洞窟の中。

兄さんたちは四人兄弟。でも本当は･･････

五人兄弟。俺が、五男。

ん、誰か来る。

加「ん、よっ。」

佐「シゲ兄･･････？」

加「久しぶりだな、その呼ばれ方w

　何かくすぐったいわw」

佐「･･････兄さんは兄さんです。

　じゃあ俺は。」

加「待てよ。相談、ある。」

佐「･････････？」

俺は城に連れ込まれ、シゲ兄の部屋に行った。

聞こえてくる楽しげな音楽。

それだけで俺を苛立たせる。

加「お待たせ。相談なんだけど･･････」

佐「何ですか･･･････？」

加「実は･･････小説の内容が思い浮かばなくて。

　助けてくれないかな？」

佐「･････････分かった。シゲ兄の為だったら。」

結局シゲ兄の部屋に泊まって朝まで小説のネタを考えた。

正直疲れたけど、シゲ兄の顔を見れて良かった。

元気そうだし。

あと会ってないのは･･････

増田兄。