【そらる】どうか、救って 【歌い手】

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「ね、てかさ





さっき来る時に見かけたんだけど、一緒に来てた人って生徒じゃないよね。誰なの？」






あぁ、彼方さんのことか






『かな、や、彼に昨日泊めてもらったの。』






爽は私の家庭環境の事も知っているから昨日までのことをすべて話した






「なるほどね。…その前に何危ないことしてるの





その、彼方さんがいい人でよかったけど普通だったらお前どこの誰に何されてたか分かんないんだからね？」






『はいはい、分かったから』






ちょっと本当に分かってる？ 適当に返事をしていたのがバレたらしい






こうなると爽は面倒だからなあ






『あ、ほらもうチャイムなるから席座りなって』







「うわ、本当だ。りこ何するか分からなくて危なっかしいんだから本当に気をつけてよ？」






名残惜しそうに自分の席に戻っていく彼にひらひらと手を振り私も授業の準備を始めた






「彼方さん……それに、あの容姿的に」






「そ、らるさん…なのか、やっぱり」






「まさかすぎる展開」








爽が離れるとき、１人こんなことをぶつぶつ呟いているのは私の耳には全く聞こえていなかった





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8.16 最初の《設定》のページにSouくんの設定を追加しました！

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