戻ってこい ページ25
「ククク…コワルスキー、お前サインにぞっこんのようだな?」
「そっそそそそれがどうした!」
「いや、そこはどうでも…いや?意外と使えるか?」
「おい?」
「あぁ悪い悪い。話を続けよう。まぁ単純な話…サイン、私の元に戻ってこい。」
「「!?」」
場が一気に騒然とした
私はなおも画面を睨み続ける
コワさんの口から動揺した声が漏れる
「どういう…ことだ…?」
「わからないのか?まぁ当然か。言ってないし。とにかくだ。まだお前には施さなければいけない改造が一つ残った状態で私のもとを逃げ出したんだ。早急に戻ってきてほしい。お前だけでな。」
「…分かりました…」
「サイン!?」
「よし。ではコニーアイランドの地下で待っている。時間は問わないがなるべく早めに来るように。出ないと人質がどうなるか…分かるな?」
「はい。」
「では待ってるぞ。くれぐれもお前たちはついてくるなよ?絶対な。アーアアアア!」
そう言い残し、シオフキーは通信を切った
周囲には沈黙が漂う
「サイン…君は…一体…」
隊長の質問にハッとして私はすぐに答えた
「詳しくは言えません。ですが、あいつのスパイではないことはどうか信じてください。」
またスパイだと勘違いされたくないし、何よりあいつの配下なんて思われたくない
そこでコワさんが口をはさんだ
「それはわかっている。だが君があいつのもとで何があったのかがわからないんだ。私はそれが聞きたい。」
「っ‥!それは…っごめんなさい!」
「まっ待てサイン!」
コワさんの質問にどう受け答えしていいのかわからず、私は基地から飛び出してしまった
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闇鍋ソース - コメありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです!とても元気がでます!これからもっと面白くなっていくので楽しみにしていてください! (2018年4月9日 7時) (レス) id: 00ec63ee18 (このIDを非表示/違反報告)
あやまる〇(プロフ) - こんばんは!初めまして、あやまると言います!最近読み始めたのですがとても面白くて作品更新がとても楽しみです^^*投稿主様のペースで構いませんので、これからも頑張って下さいね!陰ながら応援してます! (2018年4月8日 20時) (レス) id: 230c938807 (このIDを非表示/違反報告)
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