逃走 ページ8
「アーアアアアア！実験はだぁぁぁい成功だ！」
シオフキーの声に目を覚ますと体が
縮んでいるのに気がついた
それだけじゃない
黒い翼
黄色い嘴と水掻きのある小さな足
その姿は紛れもなくペンギンだった
｟本当にペンギンになっちゃつた…｠
ガラスを前に本当かどうかペチペチと頬を叩いてみたが、どうやら本当らしい
ただひとつペンギンらしくないと言えば結んであった髪の毛の部分は縮んでいたとはいえ残っていたことだ
そんなことはきにもとめず、シオフキーは容器の入り口を開けた
「さぁサイン。まだお前にはやってもらうことが山程あるんだ。さぁででこい。」
そういってシオフキーは私を両ビレで取り出した
｟よし！今だ！｠
私はこれ幸いと外に出された途端、
シオフキーの顔面めがけて蹴りを入れた
『セイヤァーーー！』
「いってぇぇぇ！」
蹴りは見事にシオフキーの眉間に
クリーンヒットし、シオフキーはたちまちセグゥェイから落ちてビチビチと痛みにもがき苦しんでいた
私はそんなシオフキーに
『残念でしたね。私はこう見えて戦ったりするのわりと得意なんですよ。
これ以上自由奪われたらたまったもんじゃないので逃げさせてもらいます。
……あと、私と教授はぜんっぜん
愛し合ってなんかいませんから！』
と捨て台詞を吐いてとっととお腹を使ってサーーっと出口に向かって逃げた
「はぁ！？ちょっおい！待て！」
シオフキーはさっき私が蹴った所を押さえながらも何とかセグウェイに乗って追いかけてきた
だがもう遅い
もう出口はもうすぐだ
そこで油断したのが悪かった
ズシャッ
突如肉が貫かれる音と激痛が私を襲った
そのままバランスが崩れ私は勢いのまま壁に叩きつけられる
『ぐぁっ…！…な……にが……？』
恐る恐る自分の翼を見ると、ドクドクと血がながれ、黒い翼を赤黒く染め上げていた
見るとどうやらシオフキーがセグゥェイを操作して最寄りのレーザーを発射したようだった
「さぁもう逃げ場はないぞ。大人しく言うことを聞け！」
シオフキーはジリジリと私との距離を詰めていく
｟もう…駄目かな…？｠
そう思ったときふと、シオフキーがいった言葉を思い出した
『ふ…ふふ』
「？何をわらってる。」
『あなたは私のこと普通の人間とは違うって言いましたよね？…実はあれ…
間違いじゃないんですよ。』
「何？……!」
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闇鍋ソース - リルスさん» コメントありがとうございます。展開早いですが宜しくお願いします。コワの紳士と崩壊のギャップたまらぬwww (2018年1月17日 15時) (
レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
リルス(プロフ) - コワマジ紳士… (2018年1月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 5254e9f568 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 月影アリアさん» なるほど弓ですか！確かにそれならシオちゃんでも使いやすそうだし2番目の夢主にも合いそうです。参考にさせていただきます！ (2018年1月10日 17時) (レス) id: c3d1155458 (このIDを非表示/違反報告)
月影アリア(プロフ) - 薙刀イイですね……あ、弓とかどうです？(個人的に好きなだけ) (2018年1月10日 0時) (レス) id: 773e520719 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - 月影アリアさん» そう思って頂けて光栄でございます！ さぁ…ご期待に添えるようイケペンになるよう頑張るぞ！ (2018年1月6日 22時) (レス) id: 21c95cb039 (このIDを非表示/違反報告)
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