【ハイキュー】『曲を作ってる女の子は後に山口君に出会うんです、まるで、いいの？忠君』「いいと思うよ多分」『多分！？』【山口忠】 (ページ25)

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24.守ってくれて、ありがとう。「音楽室-?」ページ25

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『本当ですかっ！？は、埴山姫は無事なんですね？』
私は大きな声で言った。

－残念ながら、私にはよくわからない。けれど、貴方が望むような結果ではないと思う。さあ、急がないと運命が変わってしまうわ。－
言いにくそうに、ユウさんは言った。

『そう、です、か。...み！みんな！行こう！』
日「おう！」
他も頷く。

－ええ、多分理科室にいるわ。もし困ったら音楽室においで－

『はい！わかりました。ありがとうございます！みんな一旦外に出よう』
私はユウさんにお礼を言い、みんなと共に音楽室を出た。

・・・・・・・・・・・

中央廊下を歩きながら私は言った。
『でも私理科室どこあるかわかんない』
「あ」
そうだよ、うん。

日「2階」
『そうなのかー。案内よろしく！』
日「おう！」

私達は日向を先頭に歩き出した。
『思ったんだけどあれって解決してるって言うのかな』
私はふとそんなことを呟く。
「それは禁句」
日「大丈夫でしょ別に」
影「無責任」
月「はぁ」

『あ、そーだよね...』
私は理解した。
日向、ダメだ。
泣月覚えた。

(大丈夫、だった？)
この、声。

『埴山姫...?』
日「ふおおおおおおお」
影「日向黙れ」
「あっ無事だった...?ツッキー」
月「今その名前出さないでくれる？」

(大丈夫、だった、訳じゃな、い...)
『えっ』

その声の主の姿が、どこにもないことに気がついた。あるのは気配だけ。
「身体が」
忠君も気づいたらしい。

『大丈夫じゃないの？どうし、たの』
私は聞いた。
(ごめん、なさい。ミズハも...でも紫ババァは食い止めた。理科室へ、行って。そこには優しくしてくれるのが、居るから)

その一声を残して一気に埴山姫の気配が消える。
『あり、がと。埴山姫』

守ってくれて、ありがとう。