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じゅう ページ11

暫く経って、やっと目当てのバスが来た。



向こうは人の少ない場所という事もあってか、本数が少ない。







乗り込もうとすると、ぼんやりと開けた目の焦点を辛うじて合わせた長男の声がした。



背後のベンチに座り、俯く様にそこにいた。






「どこ…行くの?」







どうしてこんなに弱っているのだろう。





自分がいつものテンションに収まってない事にも、どうせ気が付いてないんでしょう?




『…一緒に行く?』



「…うん」




僕が腕を掴んで引き寄せると、案の定いつもの力強さは無かった。





おそ松兄さんは最近、ただでさえ細い腕が枯れ木の様になっている。





それで、皆の前ではあんなに笑えるんだから…。


僕は見習わなくちゃいけない。




「…お兄ちゃんがいなくて寂しかったりした?」





バスに揺られている横顔を見ていたら、突然目があった。





『……寂しいよ』




そんなに嬉しそうな顔で見ないでほしい。






僕の前では無理しなくていいのに。



行き先を変えなければならない。

じゅういち→←きゅう



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橘華 - 何か心にくる、、、、、。頑張って下さい!応援します。 (2017年10月19日 0時) (レス) id: 6b8e7f6b1d (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 速度松girl*siro(-ω-`)さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。 (2017年1月25日 1時) (レス) id: 3e781053f7 (このIDを非表示/違反報告)
速度松girl*siro(-ω-`)(プロフ) - チョロぉ…すげぇ切ない…兄さんのこと大好きだったんだねぇ…(泣)←? これだからシリアス大好きなんだよぉ…しネタとか最高…泣きそうです…これからも頑張ってください! (2017年1月25日 1時) (レス) id: 0cd944ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - しおみや なぎさ(緑推し)さん» コメントありがとうございます。気に入っていただければ幸いです。 (2016年10月23日 20時) (レス) id: 3e781053f7 (このIDを非表示/違反報告)
しおみや なぎさ(緑推し) - すごく切ない話ですね…。チョロ松…。 (2016年10月23日 20時) (レス) id: eb84659cfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:けい | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年7月31日 11時

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