【マギ】誰を愛し、誰に愛される【短編集】

【シャルルカン】見せつけ【甘甘】 ページ34

アラジン、アリババ、モルジアナ、白龍。
この四人が、迷宮をクリアしてから
シンドリアでは、マハラガーンが行われていた。









豪華な料理、派手な服装。
どれもこれも、私には似合わない。
いつも影で生きているから、まぶしく思える。









ステージ上で、劇や歌。
いろんな出し物があっていた。
その中には、あの四人の真似をしている人たちもいたり。
みんな、笑っていて、賑やかだ。









シンドリアはいいところだと思う。
……あいつがいなければ、ね。









シャ「よぉA！来てたのか！」
「……悪いですか」
シャ「ちげーよ、珍しいな」
「そうですか。というかお酒臭いです。離れて」









いきなり背中に突っかかってきたのは
シンドリアの八人将、シャルルカンだ。
露出の高い服で、私に抱きついている。
いやぁ……お酒の飲み過ぎだろう。









シャ「いいじゃねぇかよぉ、別に」
「ちょ、シャル……！」
シャ「どーしたぁ」
「……酔いすぎです。さりげなくお腹触んないで」









さっきから、腹部で動くやらしい手。
ぶちのめしていいかな？いいよね。









だけど、そんなことは出来なくなった。









「……シャル」
シャ「んぁ」
「ちょっと……」









真っ正面から、抱き締められた。
私は今、シャルの胸の中。
周りの人々が、黄色い声を上げる。









「恥ずかしいです…」
シャ「見せつけてやればいいだろ？」
「……貴方って人は」









でもまぁ、









悪い気はしない、かな。

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