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ベッドの上で辛そうにしてる藍沢先生を橘先生も藤川先生も心配そうに見つめている。
ピピピピピッ
体温計が鳴って表示された体温は「39.6度」
思ったより高いな……と考えていると
橘「なにかあったんだろ?そんな浮かない顔して。連絡したときに言っただろ?詳しいことは後から聞くって」
藤川「なにがあったんだ?」
橘先生にも藤川先生にも見透かされたように何があったかと聞かれて俺はゆっくり話し始めた。
名取「緋山先生たちと少し言い争って……」
すべて話し終わると
橘「そうだったのか…俺も藍沢に悪いことしたな…体調悪いなんて知らず雨の中、白車の受け入れに行かせた……」
そう言って反省してる橘先生。
少しの間俺たちの間に沈黙が訪れたけど
橘「とりあえず名取は藍沢を頼む。住所は藤川が知ってるから家まで送り届けてやれ。そしたら今日はそのまま非番だ」
藤川「俺も名取と一緒に行きます」
そんな会話があって俺は藍沢先生を家に送ってそのまま帰宅、藤川先生も一緒についてきてくれることになった。
橘先生と分かれて藍沢先生を藤川先生の車の後部座席に乗せた。
俺は助手席に乗せてもらって少しボーッとしているとすぐに藍沢先生の住んでいるというマンションの前まで来てフラフラしてる藍沢先生の体を藤川先生と支えながら家の中に入ってベッドに寝かせた。
__________
藤川side
緋山たちと言い争ってしまったという名取。
内容は藍沢の不調に気づかず言いたい放題の緋山たちにキレて言い争ったと。
どうやら同期の横峯たちとも気まずいことになってるらしい。
橘先生の提案で藍沢の家まで来て藍沢をベッドに寝かせて俺と名取はベッドサイドの椅子に座っていた。
今日の事をずいぶんと気にしているのか浮かない顔の名取。
だからって言って「どうしたんだよ」って気軽に聞けるわけもなくただただ時間が過ぎていると藍沢が目を覚ました。
______
藍沢side
目が覚めて見えたのは見慣れた天井。
家か……
そう気づいてだんだんはっきりしてきた視界に次に捉えたのは藤川と名取の顔。
名取「藍沢先生大丈夫ですか?」
そう聞いてくる名取の顔にいつもの妙に自信のみなぎってる表情はなくて不意にさっきの事を思い出した。
藍沢先生はもう十分すぎるくらい頑張ったじゃないですか。今日くらい迷惑かけたっていいんですよ。我慢しないで思いっきり泣いていいんですよ、思いっきりわがまま言って、甘えていいんです。迷惑だなんて思いませんし俺が全部受け止めますから
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ミッキー(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました!!リクエストなのですが、藍沢先生が酸欠と頭痛で倒れて入院中無理して事務作業とかもやってたら重度の貧血で階段から落ちてしまい藤川先生や緋山先生が処置するみたいなのを読んでみたいです、息苦しいの多めがいいです!お願いします! (2020年8月2日 21時) (レス) id: 43ae38a228 (このIDを非表示/違反報告)
まい - リクエストいいですか?藍沢先生がいちょうえんになる話ガ見たいです!できたらでいいのでお願いします。 (2019年12月15日 10時) (レス) id: cf2a24b3bd (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - きよさん» 貴重なリクエストありがとうございます!拒食症ですね。リクエストが溜まっているため遅くなってしまうかもしれませんがご理解いただけると幸いです。よろしくお願いします! (2019年4月4日 8時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - あっ!プラスで不眠症も入れてください。すみません、付け加えちゃって、、 (2019年4月3日 23時) (レス) id: d52f446e85 (このIDを非表示/違反報告)
きよ - リクエスト良いですか?藍沢先生が拒食症になる話をみたいです。きっかけは、おまかせします。看病っていうか藍沢先生の拒食症を治すために協力するのは、同期の3人と冴島さんでお願いします。 (2019年4月3日 23時) (レス) id: d52f446e85 (このIDを非表示/違反報告)
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