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藍沢side
目が覚めると窓から光が射す朝だった。
ふと横を見ると椅子に座って近くにある机に突っ伏して寝ている名取がいて時計を確認すると朝の8時。
なんでこんなとこに名取がいるんだと思いながら「名取」と声を掛けながらなるべく優しく肩を揺らすとまだ寝起きだからか怠そうに体を起こした。
すると段々目が覚めてきたのか状況を理解してきたらしい名取。
名取「あ、藍沢先生体調大丈夫ですか?」
藍沢「あぁ」
そこに藤川が入ってきて後ろから白石、緋山、冴島と続々と人が入ってきた。
冴島「藍沢先生、起きてたんですか?」
藍沢「あぁついさっき目が覚めた」
藤川「?…藍沢熱測ってみろ」
藤川に言われるまま近くにあった体温計で熱を測ると37.4度と微妙な微熱。
緋山「まだ微熱ね……」
藍沢「俺は何でここにいたんだ?」
自分で思い出してみようとするものの覚えているのは体調が優れなかった中脳外の長丁場のオペに入って救命の医局に行ったところまで。
「俺は何でここにいたんだ?」と聞くと名取が
「藍沢先生、脳外のオペが終わった後、救命の医局のソファーにいて頭が痛いって言うんで熱を測ったら熱があったんですよ」
と話し出すと藤川がニヤニヤしながら
「お前、覚えてないのか〜」といってそれに続いて他も話し出す。
緋山「あんた、ひとりやだ〜って言って藤川とか名取とかが病室から出てくの止めたのよ」
冴島「薬を飲むのも嫌がりましたし」
白石「名取先生にご飯食べさせてもらったの覚えてない?」
名取「藤川先生のひざの上にのってたり……」
黙って聞いてればたくさん出てくる今思い出せばとてつもなく恥ずかしいこと。
フェローたちも今回の事を知ってるらしくもう顔を合わせられる気がしない。
藍沢「はぁー///」
顔に熱が集まってくるのを感じて頭を抱えていると藤川に肩を組まれた。
藤川「まぁ、幼児退行みたいだったしお前も色々抱えてたみたいだったからな。これからは無理するなよ」
名取「そうですよ」
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明日香 - ゆうかさん» ありがとうございます。面白いと言っていただけて光栄です。これからも頑張っていきますのでまたのリクエストお待ちしています! (2019年3月18日 17時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - リクエスト書いて頂いてありがとうございました!!面白かったです!またリクエストしますね♪ありがとうございました!! (2019年3月18日 13時) (レス) id: 0721983257 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - こんさん» わかりました。頑張って書かせていただきます!マイコプラズマ肺炎は完治まで結構かかるみたいなので毎度なんですが話が長くなってしまうかもしれませんがご理解いただけると幸いです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年3月15日 22時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
こん - リクエストお願いします!藍沢先生がインフルエンザとマイコプラズマ肺炎を併発するのが見たいです!看病する人はできれば男性人がいいです!よろしくお願いします! (2019年3月15日 22時) (レス) id: 391160b051 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ほまさん» アンケートに答えていただきありがとうございます!暴行のお話ですか!結構、体調不良表現より余談の方が多かったかな?と思っていたのですが気に入って頂けたなんてありがたいです!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年3月9日 18時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
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