藍沢先生が体調不良4(リクエストOK)

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水を取り出したのはいいけど…藍沢先生を起こさないと…水飲めないよな？


そう思って藍沢先生の背中に腕を入れてゆっくり起き上らせようとするけど明らかに俺より大きい藍沢先生を１人で起こすのは中々大変。

やっとのことで起き上らせるとふたを開けた水の入ったペットボトルを藍沢先生に手渡した。

藍沢先生が水を飲むと同時に雪村さんが病院食を持って病室に入ってきた。

雪村「藍沢先生、どうですか？」

名取「今起きたばっかり」


雪村「そうですか、食事はここに置いておきますね」


名取「ありがと」


雪村さんは食事を置いてってくれると忙しいのかすぐに病室を出て行った。


名取「藍沢先生、ご飯食べられますか？」


藍沢「うん」


そう聞くと「うん」と答えてベッドに腰掛けた藍沢先生の隣に俺も座って食事を一口ずつ藍沢先生に食べさせる。

半分くらい食べると藍沢先生が「ごちそうさま」といったため俺は持っていた器を置いて藍沢先生の脇に体温計を挟んだ。


ピピピピピッピピピピピッ

藍沢「なんど？」


１分くらい経って体温計が鳴ると「何度？」と聞いてくる藍沢先生。


名取「38.1度です。まだ熱があるので横になっててください」


藍沢「なとりせんせもいっしょ？」


横になるようにいうと「名取先生も一緒？」と聞いてくる藍沢先生に「はい、明日まで一緒にいます」と答えると「ほんと？」と確認してくるから「はい」と答えると「やったぁ」と言って藍沢先生はベッドに横になった。


名取「頭痛かったり、寒かったりしませんか？」

そう聞くと

藍沢「あたまいたい……」


と言われたため何か冷やすものをと思って取りに行こうとしたら藍沢先生に力無く腕を掴まれてこの力だとふり払うこともできたけどそんなことはしない。

俺は浮かせかけた腰を再び椅子に戻した。


名取「どこにも行きませんから大丈夫ですよ」


藍沢「なとりせんせ、とんとんして？」


そういって俺の方を見てくる藍沢先生に言われて俺は藍沢先生のお腹を規則的に叩いていると藍沢先生は１０分くらいするとスースーと寝息を立てて寝てしまった。


そんな藍沢先生を見てると俺まで眠くなってきて……その辺で記憶と共に意識も遠のいていった。

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