ななふく達のSルート (ページ4)

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2=You are filled with determination ページ4

「ｷﾔｧﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊｷﾔｧﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ.....ｷﾞｬｯ」
もう絶対絶命....そう思い諦めて、フラウィを見ていると、フラウィを火の玉が襲った。
「情けないね...罪もない子供を苛めるなんて....」
そう言って現れたのは、まるでどこかの民族衣装を着た様な山羊の角が生えた子供だった...........
身長は夜凪より小さい....
「助けてくれてありがとう....でも、子供はs.....」
「お礼なんて良いんですよ!」
*どうやら、夜凪より背が小さいことには触れない方が良いみたい
「もう、怖がらなくても大丈夫です!!わたしはトリエル!」
「この遺跡の管理人だよ!」
「毎日ここを見回って。落ちてきたコが居ないか、確認してたんだよ」
「そしたら、あなたが襲われてるのが見えてね!」
「ニンゲンがこの世界に来たのは本当に久しぶりなんだよ!」
(久しぶり、ということは私よりも前に人が来ていた....ということかな)
(それも目の前の生き物の言うことを信じれば....だけど.....)
「さ、行こ!」
「遺跡を案内してあげる!」
そう楽しげにトリエルは夜凪の手を引いて、遺跡の内部に入った

少し歩いて....
「さぁ、今日からあなたはここで暮らすんだよ!」
いや、急に言われても.....けれど、私はここから出たいのだ
「いや、私は早く出たいのだけど....」
「そんなことは言わないで!きっと、気に入るはずだから!」
その後、トリエルは歩きながら、私にこの遺跡について教えてくれた
そして、
「あ、私には用事があるから行かなくちゃ」
「だから、ここでお留守番していてね」
「一人で歩き回ると危険だからさ!」
「だから、あなたにケータイをあげる」
「用が有るときは、それで、電話してね」
「それじゃ、おりこうさんにしててね!」
そう言って夜凪にケータイを渡してトリエルは先に進んでいってしまった
こんな見知らぬ地に一人ぼっちな夜凪は少し寂しく怖かった
周りにはモンスターがひしめく....
どこか、食べ物を見る様な視線が感じられた夜凪は、さっきの華の言葉を思い出した
『この世界では』
『ころすか』
『ころされるか』
そうだ、この世界は殺すか殺されるからしい
皆、あの華の様に襲ってこないとは限らない
疑わしきは罰するというじゃないか
なら皆、殺してやろう

*夜凪のココロにケツイがみなぎった