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「っゲホッがハ…ッう……」


兄が体を壊しているのは見て取れた


「兄さん!!!」


僕は咄嗟に駆け寄り兄の体を支えた


「ッ大丈夫だ……っ俺に……触んな……」


「大丈夫じゃないじゃん!僕を頼ってよ――」


「るせぇんだよ!!!!!」



大人の

張り詰めた

体を硬直させる

大きな声が

耳を劈いた


「――っチィ……」


はっとした顔をして

兄はふらふらと椅子へ向かった


「………俺は大丈夫だ。なんも心配ねぇよ」

「大声出して…悪かったな」



僕に謝罪する声には元気は無く

ただ疲弊しきった

枯れた声が耳に届いた



「いつもそうだ、兄さんばかりが背負う」



ぼそりと呟いたその言葉は

前と立場は代わり

"片割れ"の声には届いていなかった




「とにかく俺は仕事に―――」


世界が廻る


あの瞬間のような感覚だった



どさっ



ふらりと立ち上がった兄は

瞬きの終わりには



力無く倒れていた



「ーー兄さん!!!!!」執筆状態:連載中

苗字、あだ名の設定が可能 (設定する)未設定

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作者名:どこかのたなかさん | 作成日時:2020年6月5日 0時

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