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鴻鳥side
僕はなんて声を掛ければよかったのか。
医局までとぼとぼとあるいたけど
何も浮かばなかった。
小松「鴻鳥先生。
どう？Aちゃん起きた？」
鴻鳥「はいっ…。起きました。
日菜と莉菜は…？」
小松「いま仮眠室で 四宮先生が寝かしつけてる。
そんな暗い顔してどうしたの…？」
小松さんに全部話した。
Aが自分のことを責めていることを
小松「Aがいたから、
日菜と莉菜は 大怪我しないで済んだのに…。
少し 早産になったのがショックだったのは
分かるけどね…。」
鴻鳥「僕、なんて声かけてあげればいいか
わかんなくて。」
小松「私も母親じゃないからわかんないけどさ、
男よりはAちゃんの気持ち少しはわかるよ。
お腹の中で育てる
それを最後までできなかったのは
Aちゃんのせいじゃない。
それをわかってもらわなきゃね…
よしっ、
明日にでも 私が話しするよ。！」
鴻鳥「いいんですか…？」
小松「任せなっ…！
ほら鴻鳥先生は
日菜の莉菜のとこに行く！」
背中を押され 医局から出た
.
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作者名：なる | 作成日時：2018年8月20日 21時
