鴻鳥先生 . 2 (ページ4)

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鴻鳥side

小松《そっか、こっちはまかせて
鴻鳥先生がいない間に Aちゃんが
倒れても困るし》

鴻鳥《すみませんお願いします》

流石に熱が高いのと自分で水分補給もできないので

今日の勤務を急遽休みにしてもらった

A「んーんっ…」

辛そうな顔を浮かべる

鴻鳥「Aどうしたの？」

A「しんどい…。サクラぁ」

鴻鳥「ちょっと熱測ろうか」

ディスプレイに表示されたのは39.1℃

少しずつだが下がってきている

鴻鳥「ポカリ飲む？」

A「うん‥。」

鴻鳥「ゆっくりでいいよ、

もういい？」

A「んっ。もういい…」

…

その日の夜には

熱も38.6℃まで下がった

鴻鳥「A ヨーグルトとかゼリーとか
食べれそうなものある？」

A「ゼリー…、」

鴻鳥「はい、ゼリーね

あーん」

A「美味しい‥、」

最初は食べてくれていたが

半分ほど食べたところで

A「もういい。ごちそうさま…」

鴻鳥「じゃあお薬のもっか、」

少しずつだけど食事も取れるようになってきて

一安心。

A「サクラ…。

迷惑かけてごめんなさい。」

鴻鳥「迷惑なんかじゃないよ…？
僕だって前 Aに看病してもらったでしょ？
風邪流行ってるんだからしょうがないよ」

悲しそうな申し訳なさそうな表情のAの

頭を撫でる。

A「でも… 」

そう言って弱々しく泣くA

鴻鳥「ほら、泣いたらまたしんどくなっちゃうよ
添い寝するから寝ようか‥？」

添い寝してトントンすると、

すぐ寝息が聞こえてきた

Aが寝たのを確認し

家でできるパソコン作業を終わらせ

寝室のベッドの横に布団を敷いて眠りについた

.