鬼が陸匹。 ページ6
獣の呼吸_____肆ノ牙____切細裂き!
ひゅっひゅっと風の切る音だけが耳を揺する。
獣の呼吸_____玖ノ牙
______伸・うねり裂き!
は。
…はああ!?
あの人どうしたの関節!?関節!!
あんなの僕初めてみたよ…誰かが言っていたけど、鬼殺隊はやっぱり精鋭揃いなんだね。
…僕も、入れば良かったかな…
「君のような子、見たこと無いよ〜」
童磨も感心してるみたいだが。
あ、猪の被り物、とられた?
「返しやがれ」
そのしたの人は、かなりのイケメンだった。
…まぁ、どうでもいいや。
ああ、童磨にお母さんが殺されちゃったんだ。
何か、身体から何かこみ上げてきた。
落ち着け僕、どうするんだ、どうにかしろよ。
「てめぇには地獄を見せてやる!」
すごい剣幕ではやし立てる猪の人…に、童磨は笑って口答えする。
________獣の呼吸 拾ノ牙 円転旋牙_________
ギャリリリリという破壊音が響き渡る。
僕はもう弐に怒り心頭、力の限り足を引っ張った。
もしここから足が抜けたとしても、僕は足が凍ってしまっている。
それでも僕は、殺んなきゃなんねぇ奴がいるんだ。
「っ…!」
地面から、足が離れた。
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作者名:零堂June | 作成日時:2020年9月2日 12時