鬼が肆匹。 ページ4
血鬼術__________蔓蓮華
氷の蔓がカナヲさんに巻き付こうと蠢く。
血鬼術____寒烈の白姫
なるほど、
そうまた少年は口角を上げた。
上弦の弐は美的センスも造っているらしい。
あの氷細工は見事だ。
…じゃなくて!
僕も助けに行かなくちゃ、あいつを倒さなくちゃ、いくら疲れていても働かないと駄目だ!
血鬼術_________冬ざれ氷柱
待てよ、入る隙きがなくないか…?
仕方ないか、ちょっと様子見でいくしか無い。
そう思った矢先。
「____っ!?」
あれ?
カナヲさんの日輪刀…
…無くなってない?
そう思いながら肺がギリギリと痛んだ。
血鬼術、散り蓮華
うっわ、これ、かなりヤバいよ、どうしようか。
んじゃ、行くか。
立ち上がろうとした時、前に倒れた。
……は?
「あれ…?」
足が、動かない。
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零堂June | 作成日時:2020年9月2日 12時