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story3 お婆さん ページ9



ある日、若武から集合がかかり、自転車で向かっていた。





そうしたら、道端で、買い物の袋らしきバックを持って歩いているお年寄りの方が、目に入った。




なんか、辛そう・・・
どうしよう、声かけたほうがいいかな?




私が悩んでいると、その人は荷物を地面に置き、額の汗を拭っていた。




やっぱり、何か手伝ったほうがいいよね…
よし、話しかけてみよう!





「あの…すみません。なにかお手伝いしますよ」


私がそう言うと、お婆さんは、目を見開きながら話した。


「あら、優しい子ね。でもいいわよ。これ、重いし。大変よ?」


うーん、ってあっ!
私、自転車なんだった。


「大丈夫ですよ、自転車なので」


すると、お婆さんはにっこりと笑った。


「じゃあ、頼もうかしら。家はね、そこの信号を渡って門を曲がったところなんだけど…」



案外、近いわね。
なら大丈夫かな。


私はお婆さんから受け取った荷物を自転車のカゴに入れた。

持ち上げた瞬間、思わず、「うっ!」と言いそうになるくらい重かった。





カゴに入れたら、お婆さんの隣に並び、自転車を押した。


「あなた、本当に優しいわね。名前はなんていうの?」

「彩です、立花 彩と言います」

私が言うと、お婆さんは微笑んだ。


「彩ちゃんね、可愛らしい名前ね。私はコウよ。昔はカタカナの名前が多かったの」

コウさん…か。
にしても、優しい方だな…


「コウさんは、1人で住んでるんですか?」


気になったので聞いてみた。

すると、コウさんは哀しげな表情になりながら、口を開いた。



「ええ、そうよ。主人が5年前くらいに亡くなって、子供もいないし、1人で暮らしているわ」


聞かないほうが良かったかな…

コウさん、一人暮らしなんだ。寂しくないのかな…


「あら、彩ちゃん。そんな哀しそうな顔しないで、大丈夫よ。
近所の方も仲良くしてくれているし、寂しくはないわ」


良かった…




それから、コウさんと話しながら家まで行った。

。→←追記


ラッキーアイテム

危ない誕生日ブルーは知っている

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立花 彩


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ほっと梅昆布茶 - とっても面白いです!アーヤのくしゃみかわえぇ…(´¬`) 続き、楽しみにしていますね! (2020年6月8日 22時) (レス) id: e9c40f925b (このIDを非表示/違反報告)
沙織 - 砂原×彩を作ってほしいです (2020年5月11日 17時) (レス) id: c350fd39bf (このIDを非表示/違反報告)
みー - リクエストしてもいいですか?アーヤが風邪を引くを、お願いします。 (2020年2月16日 10時) (レス) id: d2fe880f79 (このIDを非表示/違反報告)
彩菜 - とっても面白いです!それから更新応援してるし楽しみにしています!私もアーヤと忍和んで好きです! (2019年3月29日 13時) (レス) id: b55cf05493 (このIDを非表示/違反報告)
Koko - リクエストok ですか? アーヤが恋?それに気づいたkzメンバーの話作ってもらえますか? (2018年12月14日 12時) (レス) id: ed9673c0fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいら | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年7月9日 21時

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