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序章 ページ1
その少女は
「う…」
「――善子ちゃん！？あぁ大変っ！！どうしたのっ！？」
普通の鬼殺隊士"ではない"。
『朔柱』
これが少女の正体である。
この物語は
「はぁぁぁぁ…」
「ちょっと何その溜息！怖いんだけど不穏なんだけど！やめて！？」
「…はああああ」
「聞いてるぅ！？」
朔柱に
「A、そんな怖い目で人を睨みつけちゃ駄目だ」
「逆にどうしてお前はその格好で普通に歩けてるんだ」
「？」
「「？」じゃねぇ！」
不器用でこっぱち少年と
「オラ宇髄さん。俺いたの知ってましたよね、知ってて爆弾投げましたよねオラ」
「あぁ悪い、気付かなかったわ」
「アンタの元忍って肩書は飾りっスかそうっスか」
輩に見えて誰よりも真面目な音柱が絡みまくる。
「俺はさぁ…ずっと、師匠の幸せを願ってたんだよ」
そんな物語である。
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作者名：名梨 | 作成日時：2020年1月18日 18時
