第14話 口が裂けても ページ16
『オーバーブロットって都市伝説じゃ無かったんだ…』
「気持ちはわかる…」
オーバーブロットは魔法の使いすぎがどうちゃらこうちゃらとかシルバーとリリアが言ってような気がする。
もう少し真面目に聞いとけば良かった。
「先輩はもう少し人の話に耳を傾けるって事を覚えるべき。」
『それはこの学校全体に響く言葉やさけせんとき…いやそれにしてもやっぱり分からん！』
そう言って無意識にバシンと隣にいたデュースの背中を叩いてしまう。
これは無意識だから暴力ではない、、はず。
シルバーとの＜生徒に暴力を振るわない＞条約はかわせていると思っていよう。
「え、まさかオバブロから説明しなきゃダメだったり？」
『ん？あー、いやいやちゃうちゃう。ただ、俺の中のローズハートと今回のが結びつかないだけ。』
あいつは完璧主義だと思ってたけど違うのか？
シルバーがやけに"リドルを見習ってくれ"と言うからいらぬ誤解をしていただけかもしれない
「Aの中の寮長ってどんな感じなんだ？』
デュースはそう言うとやけに食いついた素振りを見せる。
なんで？ヤンキーの性？
『そうだな〜』
『背が低いくせにプライドだけはめちゃくちゃ高い扱いにくくて、ルールに縛られてる関わりたくないタイプな奴、かな。』
「うわ、シンプルに悪口…」
「もしかして、その、仲悪かったのか？」
『いや、お互いに相性悪かっただけ。隣の席だったんだけどあいつは"ルールは守るためにある"派で俺が"ルールは破る為にこそある"派だったから。』
思い出したくもないけれど。
生きる指針は何でもすればいいけどどいつもこいつもそれを他人にまで押し付けないで欲しい。
『だから！少しざまぁみろと思うとる自分がおる！』
「…へぇ、君は先輩を敬う心はどうやら欠如しているらしいね」
ビシッ
空気が固まるのを感じる
チラッと前を見るとエースが
「あーあ…俺知らなーい…」
と呟くのが聞こえた。
この反応から察するに
「1年も経てば少しは話が通じるようになると思っていたけれど…どうやらそれは僕の誤審だったようだね」
『だよなー！そうだよな！知ってた！』
ふりかえればそこには案の定タイミング悪く彼らの女王様がいた
続く (更新停止中)
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ジェノヴァ・ルシウス - 面白かったです〜。続き楽しみに待ってます〜。頑張ってください！応援してます(*´꒳`*) (8月7日 21時) (
レス) @page16 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
岐阜愛してる - めっさおもろかったです。続きま待っとりますわぃ。 (2023年4月1日 1時) (レス) @page16 id: 7fe6f6ee48 (このIDを非表示/違反報告)
アカバ(。∀°) - 初コメ失礼します！面白いです！応援しています！頑張ってください！！(^∀^) (2020年8月14日 1時) (レス) id: 25e6345673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーめい | 作成日時：2020年7月2日 23時
