期限付きで家事代行いたします。【櫻井孝宏】

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櫻「でも仕事の時間の都合ですれ違いばっかりでさ、滅多に会えないわけ。だから用意できる時は現場近くのデパートとかケーキ屋寄ってお菓子買って置いてるんだよね」


中「え？ほぼ毎回ってことですか？」


櫻「うーん、そうだね、いつものお礼も兼ねてるから」


中「いやそれ完全に親戚の叔父ちゃんがたまに会う姪っ子に嬉しくてお菓子買ってちゃうやつじゃないですか」


櫻「え！？そんな感じに思われてるかな！？」


中「だって28歳の今時の若者でしょ〜？キモっとか思ってますよ絶対」


櫻「……思われてたら本当ショックなんだけど……もう買わない……」


中「タダでもらえてラッキーとか思ってたりして」


櫻「Aちゃんはそんな子じゃない……」


中「でも、いっつもセンスあるお菓子選んでくれて嬉しい！櫻井さんって優しい方なんだな！、とも思ってるかもしれませんしね」


櫻「どっちなんだよお前は」


中「で、櫻井さんは何をそんなに悩んでたんですか？その子のこと気になってるから？」


櫻「んー………、」


中「……まぁ年齢とか？出会って間もないとか、色々マイナスに考えてしまうかもしれませんけど、別に櫻井さんのプライベートにつべこべ言われる筋合いないですしね、」


櫻「…………。」


中「なんだかんだ言ってくる奴は無視しとけばいいんですよ。そういうの仕事柄慣れてるじゃないですか」


櫻「ふっ……、たしかに、そうだね」


中「手出すのはまだ早そうですけど、何となく、上手くいく気がします」


櫻「手は出さねーよ」


中「え？手出すの早くて有名じゃなかったっけ？」


櫻「いつの話してんだよ……でもちょっと気が楽になったかも。ありがとう」


中「柄にも無く真面目に喋っちゃったよ…」


櫻「ほんとだね」


中「お礼に今度そのAちゃんて子？会わせてくださいね」


櫻「やだ。」



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