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それから櫻井さんは家の中を案内しつつ、私の仕事を丁寧に教えてくれた。
朝10時頃にマンションに来て、洗濯、掃除などを済ませ、ご飯の支度をしてほしいとのこと。
洗濯にもおうちで洗濯する分とクリーニングに出すものと別々になっており、お仕事の時間も不定期な為食事の有無も日によって変わるそう。
スケジュールはマネージャーさんからご連絡をいただくことになり、何か追加の用事がある場合のみ櫻井さんからご連絡が来ることになった。
「一通り説明は終わったけど、後はやりながら慣れていってくれればいいし、何か必要なものがあったらお金は渡すから好きに買ってくれていいよ。」
『あ、あったらお願いします…。』
「それと、これ。合鍵ね」
『……おおっ、これが合鍵…！』
「そんな珍しいもの？笑」
『いや、合鍵ってものを貰ったことがなかったので感動してしまいました…笑』
「そうなの？彼氏とかは？」
『大学卒業してからはさっぱりご無沙汰ですね。仕事ばっかりで出会い求める気も全くなかったですし』
「もったいない、こんなにかわいいのにね」
そう言って櫻井さんの手が私の頭にぽんっと置かれた。
自分の手よりも当たり前に大きい手のひらが、頭の上に乗ってるというだけなのに。どうしてこんなにも頭の先から集中力が消えないのだろう。
久しぶりに男性に触れられたからだろうか、一気に顔に熱が集まったように暑くなり、きっと私の今の顔は真っ赤に違いない。
隠すように少し下を向くと、それに気づいたのか、もう一度頭をひと撫でして髪の毛を伝うように手を下ろした。
「こんなおじさんに言われても、嬉しくないわな」
『い、いえ、あの…』
「ん？」
『さ、櫻井さんっておいくつですか…！』
違う、こんなことが聞きたかったわけじゃない！
もっと出来る女風な返答がしたかったのに…！
「今年47になったよ」
『えっ……』
47歳！！？？
「おっさんでびっくりした？」
『いや、見た目と声が若すぎてびっくりしてます！！とても47歳には見えません！！奇跡の47歳です！！』
「何言ってんの？笑」
クスクス笑う表情も若々しくて、でもどこか落ち着いた空気感を持つ櫻井さんがやっぱり大人の男性らしくて、
その雰囲気に居心地の良さを感じてしまっている自分がいた。
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K(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます！更新なかなか出来ずで申し訳ありません…(;o;)コメントを励みに頑張らせていただきます！！ (2022年3月23日 20時) (
レス) id: 24c53ca97f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年3月19日 13時) (レス) @page32 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています！ (2021年11月25日 9時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お待たせしており申し訳ありません。来月には更新出来るかと思いますので今しばらくお待ちください。嬉しいお声、ありがとうございます。今後もよろしくお願いします！ (2021年11月25日 1時) (レス) id: 24c53ca97f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年11月22日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K | 作成日時：2021年7月6日 8時
