【リンリツ】リツちゃんの飴 ページ2
リンタロウ「ねー、リツちゃーん♪」
リツ「ん?なんだ?」
リンタロウ「いっつもその飴持ってるけど、食べないの?」
遂に言われたか…
だいたいは予想していた。
よく聞かれてたからな!
リツ「食べる時もあるし食べない時もある。つまりワタシの気分で決まる!」
リンタロウ「じゃあ今の気分は?」
リツ「今はミサキちゃんのご飯食べたばっかだし、そんなに食べたい気分じゃないな」
ワタシがそう言うとリンタロウは目を輝かせて
リンタロウ「じゃあ僕に頂戴♪」
と言ってきた。
リツ「残念!ワタシもう舐めちゃってるんで無理です!」
リンタロウ「リツちゃんが舐めたのが欲しいんだって♪」
なるほど、そう来たか…
ならばワタシ…は………
…………………ん?
リツ「今なんて言った?」
リンタロウ「リツちゃんが舐めたのが欲しいんだって♪って言ったよ♪」
こういう感覚を時が止まったって言うのかな。
ワタシ今思考停止しているよ。
ワタシ今呼吸さえ停止しているよ。
リンタロウ「おーい♪リツちゃーん?」
リツ「な、なんだよ…//」カアアアアアア
顔が熱くなっていくのが分かる。
ワタシは咄嗟に帽子で顔を隠した。
リンタロウ「くれるの?くれないの?」
リツ「あ、あげるわけっ…」
ワタシが逃げるように一歩下がるとリンタロウがワタシの手首を持ち、ゆっくりと上へあげた。
そしてワタシが持っていたキャンディーをペロッと舐めた。
こ、これって間接キスなんじゃねぇの!?
リンタロウ「ごめん♪もう舐めちゃった♪」
リツ「な、なにして…」
顔が熱い。どうしてくれんだよ…
リンタロウ「リツちゃんの味がしたよ♪」
リツ「も、もうリンタロウにあげるよ…」
リンタロウ「ねー、リツちゃん。なんで顔を隠してるの?」
リツ「お前が恥ずかしいこと言うからっ…」
リンタロウ「顔見せてー♪」
すると一気に視界が明るくなり、上を見上げるとリンタロウがワタシの帽子を持っていた。
あの高さだと届かない。
リツ「見んなよぉ…恥ずかしいだろ…」
リンタロウ「可愛いじゃん♪」
あーもう!ダメだ!逃げよう!
リツ「わ、ワタシ眠たいから寝る!じゃ、じゃあな!」
リンタロウ「ちょっと待っ…あー行っちゃった♪」
.
.
リンタロウ「あの顔は反則でしょ…//」カアアア
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ゴマだれ - ナニコレ………サイコーかよッ!!!! (2021年9月23日 17時) (レス) @page8 id: 01100f3d78 (このIDを非表示/違反報告)
セリナ - ? (2021年2月19日 23時) (レス) id: 76be1efde4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - シャルさん» それなです (2018年5月15日 19時) (レス) id: 84eb11d835 (このIDを非表示/違反報告)
シャル - なにこれ、神 (2018年5月6日 21時) (レス) id: 60b6e025a6 (このIDを非表示/違反報告)
ギラティナ(プロフ) - まーだかなっー?まぁしょうがないケドね!学校も色々忙しいそうやからな! (2018年4月28日 12時) (レス) id: 7b31dac02f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごあめ | 作成日時:2018年4月2日 1時