Episode６４ ページ24
「あ、こんにちは先輩、もう元気になったんですね」
「えぇ、はい、お陰様で。起きたら貴方がいないので夢かと思いましたが」
「そのまま一生寝てれば良かったのに」
「それで少し気になったのですが」
「ん？」
「監督生さん、やはり貴方僕の事相当好きですよね？ 好意が無ければ普通男の部屋に気軽に来ませんものね？？」
「ここ男子校なので普通に行きます。他に友達もいないし」
「嬉しいです、僕達両思いだったんですね」
「もしかしてまだ熱あるのか？？」
「ある、と言えばまた看病してくれますか？」
「何でこんな話通じないんだろ……いやいつもか……。じゃあこれが正常なんだ……。つまり殺しても許される……？？？」
「つきましては是非お礼をさせて下さい」
「要りません。対価が怖い」
「宜しければ勉強を見て差し上げます」
「先輩の説明分かりにくかったし……」
「ふむ、では手作りのお菓子など如何です？ 監督生さんお好きでしょう？」
「先輩のお菓子なんて何入ってるかわかんないじゃないっすか……要りません」
「……他に何が望みですか？」
「いや……ホントに、元気になってくれて良かったですって……」
「……で、撃沈して来たと。お前がそこまで馬鹿だとは思っていませんでした」
「他の雄にやらせている事を何故僕にはさせてくれないのでしょう」
「日頃の行いでしょうね」
「アズールだって良くはないでしょう」
「お前よりはマシです。着実に好感度が上がってますよ。このままこちらに気を許してくれれば良いのですが」
「……アズール。彼女は僕の、ですよ」
「お前の所為で彼女は靡かない気がしますね」
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葵(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！ ノリと勢いだけで書いてるので、そう言って貰えると嬉しいです^^ (2020年8月15日 16時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
よる - とんとん拍子に進んでいくノリが好きですw (2020年8月12日 0時) (レス) id: 3f2ada3c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twpf.jp/uranai_aoi
作成日時：2020年7月5日 21時
