Episode４３ ページ3
「随分と珍しい格好をしていますね」
「ぎゃあ！！？ なんでここにいるんだよ！！！」
「ふふ、ヒミツです。貴方こそ何故ポムフィオーレ寮に？」
「私が何処に居ようが勝手だろ」
「はい、それを追う僕の自由も許して頂きたいのですが」
「寄るな触るな掴むな！！」
「ふむ、これはヴィルさんが？」
「アタシの見立てに不満でも？」
「いいえ、監督生さんの日頃走り回り鍛えられた程よい筋肉が着いているのに柔らかい脚の美しさが出てて大変好ましいですが、」
「おい待て異議あり気色悪い」
「ですが？ 何よ？」
「もしやフルシカトされてる？」
「彼女の魅力を知るのは僕だけでいいと思っております。このまま他の雄の目の前に放り込むなど許せるわけありません。僕の前だけにして下さい」
「それは無理ね。それはこの子の為に用意したものだし、アタシはその制服あげる代わりに着なさいって言ってるんだから」
「監督生さん、僕以外の人からのプレゼントは受け取るんですね、悲しいです。僕があげたオクタヴィネルの制服は着てくれない癖に」
「押し売りに負けたんだ私悪くない。あとオクタヴィネルの着たら私確実に転寮させられる」
「じゃあアタシのは着てくれるのよね？」
「いやこれは見られると恥ずかしいんで」
「明日からルークを向かわせるわ」
「すみませんちゃんと着ます」
「……監督生さんが望むなら……。ではせめて着替えのお手伝いをさせて下さい」
「学園長に相談して寮の鍵頑丈にして貰わなきゃ」
「アンタ着崩してみなさい。見つけ次第レディの嗜み叩き込んでやるわ」
「やばい明日からポムフィオーレに通う事になるかもしれない」
「そんな事僕が許しません。大丈夫ですよ監督生さん。僕が手取り足取り教えて差し上げます」
「うるせぇ！！！ 制服くらい一人で着れるわ！！！！！」
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葵(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！ ノリと勢いだけで書いてるので、そう言って貰えると嬉しいです^^ (2020年8月15日 16時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
よる - とんとん拍子に進んでいくノリが好きですw (2020年8月12日 0時) (レス) id: 3f2ada3c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twpf.jp/uranai_aoi
作成日時：2020年7月5日 21時
