2話 ページ3
〜神代 類side〜
目覚まし時計の音と共に目を覚ませば昨夜ショーのために考えていた構図やメモ、発明品が机の上を占領している光景が目に飛び移る。
そして目を覚ましてすぐに聞こえて来る玄関の鍵を開け、扉を開く音が聞こえれば寝巻きのまま階段を駆け降りる。
が、間に合わなかったようで開いたドアが閉まる瞬間で玄関へと着いた。
今日もまた…Aと会うことも一目見ることも出来なかった。
先に玄関へといた母さんが振り返れば話しかけられる。
母「おはよう類。今日も類が神山高校に転校したこと話せなかったわ。…ごめんなさいね…。もう少ししたらご飯とお弁当、出来上がるから学校の準備してきなさい。」
類「おはよう母さん。母さんは気にしなくて良いよ。こういうのは本人から伝えた方がいいと思うしね。…あぁ、そうだね。それじゃあ準備してくるよ。」
そう母さんへ答えれば駆け降りてきた階段をゆっくりと上がり自室へと向かう。
最近神山高校に転校したと伝えなければならないのだが当の本人は僕に会いたくないためいつも家を早く出て行くため会えない。
早く家に帰れば良いのだが放課後や休日はショーがあるため実現することも出来ない。
類「いつからこんなにも仲が悪くなってしまったのだろうね…」
〜神代 Aside〜
いつも家を早く出ているが勿論そのまま学校に向かうわけもなく少し遠回りすると猫の溜まり場がある為そこで時間を潰している。
今日も存分に猫と戯れたら学校へと向かう。
道中にコンビニがある為そこにより昼ごはんを調達。コンビニから出る頃にはちらほらと同じ制服を着た生徒達が学校へと向かい始めていた。
-教室-
教室の扉を開き自分の席へと一直線に向かえば関わらないでと言わんばかりにイヤホンを耳に押し付け入れれば音楽を流し始める。
机の横に掛けていた鞄から一冊の小説を取り出せばペラペラとめくり読み進める。
読み進めていると端末と自身の耳へと繋がっていたイヤホンのコードに手が引っかかり耳からイヤホンが外れる。
すぐに本を閉じもう一度イヤホンを耳に差し込もうとした瞬間
モ「神代 類……って言ってたかな。最近隣のクラスに転入してきたやつ」
『………は？』
自分の耳を疑った瞬間だった。嫌だって類は違う高校にいたじゃないか。
こんな学校よりも凄い超名門校に…。
俺は類ともう比べられたく無いからこの学校を選んだというのに
類がこの学校に居るだなんて絶対嘘だ。
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甲殻類アレルギー - kNaeさん» コメントしてくださりありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいですッ頑張って更新してまいりますので何卒よろしくお願いいたしますッ (2022年11月12日 20時) (
レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
kNae - 凄くいい！！続き待ってます！！ (2022年11月3日 22時) (レス) id: 8fd6d2801c (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - 陽南さん» そう言っていただけて凄く嬉しいです！更新頻度バラバラですが、それでも応援してくださるとありがたいです！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月24日 21時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
陽南(プロフ) - コメント失礼致します。好みの小説に出会えました。これからも続きを楽しみにしております、無理がない程度に頑張って下さい！ (2022年10月16日 12時) (レス) @page27 id: 14268cddd3 (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - 冬雪さん» 今更ながらの返信お許しください、！自身の妄想を書き散らかしてるものにそう言っていただけで感極まりないです！！冬雪様のメッセージを糧に更新頑張っていきます！！これからも何卒よろしくお願い致します！ (2022年9月19日 14時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甲殻類アレルギー | 作成日時：2022年3月22日 1時
