300:ある日の二人 ページ30
爆豪side
『ほらそこ肘下がった！！その所動で次の一手がバレる！』
｢っせぇ！テメェの尾の使い方、癖があってわかりやす過ぎるわ！！｣
夕食後の二人の特訓、互いに体術のみの組手
結局あのしょうもない喧嘩は俺が仕方なく頭を下げて一件落着した
まぁ、俺に非がなかったわけじゃねぇからな仕方なくだ！(お前にしかねぇよ)
なんだかんだこうして一緒に組手ができてるんだから他に言うことはない
『はぁ、まじあんたタフネスすぎ…』
｢テメェの体力が落ちてンだよバーカ｣
あらかじめ買っておいたAの好きなドリンクを投げ渡す
さも当然かのように片手で受け取りキャップを回すが、
ブシャァァァァ…
ペットボトルの噴射口から勢い飛び出る中身
そして前髪諸共びしょびしょに濡れるA
『勝己やってくれたな』
ハッ、おもいっきり振っておいてやったわ
｢涼しくて丁度いいだろが｣
してやったというちょっとした優越感
『ったく、イイ顔するよ』
まだ中身が残っているそれを喉に流し込みながら壁にもたれかかる
俺もその隣に座る
ここ最近の訓練はハードなものでクラスの誰もが疲労しきった面をしていた
その中でもコイツはかなりキてんじゃねえか？
自分の事以外にも他人に対してのアドバイスやらなんやらで…
顔色がいいとはお世辞でも言えない
正直個人的な感情もないとは言えないが、Aの負担を減らす為にもあまり他人の事に気を回して欲しくない
｢辛くなったらちゃんと休め そんで俺に言え｣
Aの頭を引き寄せ肩に押し付ける
『いたっ…うん、まぁでもやる事はきっちりやりたい』
そのまま俺に体重を預け右手を左手に滑り込ませてきたので逃げねぇようにガッチリ握る
｢だったら尚更休めや｣
俺はちゃんとお前の気持ちも尊重してやりてぇからそこら辺は口出しするつもりは無い
ただ、それでてめぇがぶっ倒れるなんてことあれば話は別だがな
『勝己…』
うつらうつらと目をしょぼつかせて船を漕いでいる
｢いい、そのまま寝ろ ずっといる あとでちゃんと起こしてやるから｣
そう言えば、ふぅ…と安心したかのように一息ついてすぐに眠りについてしまった
ったく、俺は逃げも隠れもしねぇんだ
だいたいお前が勝手にふらっとどこかへ行っちまうんだろが
自然と握り締めてる右手に軽く力がこもる
その手の甲を引き寄せて唇を当てる
…卑怯なことはしたくねぇからよ
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紅緋(プロフ) - 白ちゃんさん» お返事遅くなってしまってすみません！！ひぇぇ、かっちゃんだけでなく緋龍ちゃんまで愛して下さるなんて嬉しすぎです(> <)コメントありがとうございました！ (2018年5月6日 14時) (
レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
白ちゃん - もうこの話の緋龍さんとかっちゃんが愛しすぎて苦しいです（笑）！応援してます！更新頑張ってください！！ (2018年5月4日 22時) (レス) id: a5c2574b45 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - はるにゃーさん» まさにその通りです！笑正直言って名前が全然思いつかなくて… 姿かたちは好きに想像してください！笑私とてまるっきり真似をしたい訳では無いので笑コメントありがとうございました！(多分あってると思いますよ！) (2018年2月19日 20時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃー(プロフ) - ...FAIRYＴＡＩＬですね...（英語あってるかわからぬ...） (2018年2月19日 17時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - 小鳥遊 るる @優男さん» お返事遅くなってしまってすみません！ドキドキハラハラ…！今後の展開のご期待に添えるがわかりませんが精一杯書かせてもらいます！ありがとうございました(*^^*) (2018年2月12日 2時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅緋 | 作成日時：2018年2月8日 16時
