先輩と後輩の壁【赤司征十郎】 (ページ18)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:65,501 hit

18 語るページ18

虹村side

『やばぃ…かわいい…はー語彙力が死ぬぅ…』

「何回いやぁ気が済むんだよ…」

『だってぇ…ドストライクなんだもん』

その返しも今日だけで何回言ってるんだろうか

今日から黒子テツヤが一軍に合流してこいつはそいつにご執心？らしい

「あー…お前赤司がお気に入りじゃなかったか？」

『いや、後輩はみんなかわいいんだよ！
あおくんも、さきくんも、りまくんも…いざきくんだってかわいい
当たり前のように赤司君もかわいい』

あ、語るスイッチ押した気がする

『そうなんだけど、黒子君…いや、ろこくんは好みの真ん中射抜いてたんだよ
まず、あのサイズ感！発展途上の体！かわいい…ちょっと貧弱な感じとかバスケの基礎がまだまだな感じとかいい、一軍にいないタイプだしいい！
あと敬語が自然だったから多分普段から同級生にも敬語使ってるってことでしょ？真面目かわいい
あとあと！体力的なの見ても多分三軍の下から数えられて退部進められたと思うんだよね…それでも折れないで続ける信念、ギャップがいい』

…一日でそこまで言えるのか、とちょっと引く

が、この観察力が結城の武器だったりする

...ちなみに、男子の黒子の印象はあまり良くない

練習ついてこれて無かったしな

まだ横であーだこーだ言ってるのでいい加減止めるか

「...つまり、お前の理想のタイプってことか」

ピタっと止まり視線を泳がす結城

『.....ノーコメントで』

なお、この会話はその場に居た全員の耳に入っていた

「...」