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第190話 再三災難4 ページ48

ヤス「いや〜誇らしいことに俺、ゲバルト国の幹部の方と仲良くさせてもらっててね?頼まれた荷物届ける為に城にいこうと思ってたんだけど、ここの妖精の悪戯にハマっちゃって、悪戯魔法の切れる夕方まで目印になるこの川のほとりで時間潰そうと思って寝てたんだよ」

ユウキ「ヤスさん皆さんの知り合いなんですね...商人のお知り合いがいるなんてはじめて知った...」

ヤス「え?ユウキさん、もしかして女王さま...?」

ユウキ「あっいえいえ、そんな立派なものでは...多分、ないです」

だって俺男だよ?確かにあの人たちに嫁いだ(?)けど...
女王...なのかなぁ...

ユウキ「それに今、喧嘩して出てきてこの様ですし、たとえそういう立場でも立派な女王になんかなれっこない」

ヤス「ふーーん、喧嘩したんだ?そっかぁ」

ヤスさんは俺の顔を覗きこむと、優しく微笑んで

ごそごそと荷物の中から水筒を取り出す

ヤス「じゃあさ、僕と夕方までお話しして、んで魔法解けたら一緒にお城まで行って!俺は遅れたことちゃんと謝るから、ユウキ君も仲直りしてみない?」

これ飲みながら、と渡されたカップに注がれたそれからは

心地いい紅茶の香りがする

ユウキ「んふふ...ありがとうございます、じゃあお言葉に甘えて」

喉が乾いていたこともあり、すぐにカップを空にしてしまう


...と、急な眠気?は、あ?


ユウキ「ヤス、さ?」

やられた

つくずく、馬鹿だな俺はやっぱ


ヤス「ごめんねぇ〜、おやすみ」

ギラリと光るワニの牙が

笑ったことにより、暗転する世界でよく見えた






ーーーーーーーーーー

ヤス「はぁーーお金もらってなきゃこんな事しないっての」


危ない橋すぎるわ、とヤスはぼやく

ヤス「しっかし、喧嘩しててくれてよかったよホント...お陰でこの森に結界張って出れなくするのが楽だった...幹部の意識がユウキさんだけにいってたからだろうなぁ」

ユウキを優しく毛布でくるみ、荷物と共に抱えて

ヤスはもう一度溜め息をつく


ヤス「はぁ...さて、さっさと尾っぽの白い依頼主に会いに行来ますかねぇ」





ーーー作者からーーー

皆さまこんにちはこんばんわ作者の夜月です

この文は普段使っているスマホから書いていますが
物語を書いている方のタブレット端末の問題と
時間の都合上前も話しましたが更新が遅れます

頑張って書いていきますので、ゆっくり待っていてくださると嬉しいです。
把握よろしくお願いします

 

 

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作者名:夜月ルナ | 作成日時:2020年3月23日 18時

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