第166話 甘えん坊 ページ24
夜
ユウキside
ロボロ「なんやろ、パジャマパーティーみたいやな」
ユウキ「夜に人を部屋に呼んで第一声がそれですかロボロくん」
現在夜の9時、宣言通り夕飯一緒に食べて
そのあとは各々仕事してて、今現在部屋に呼ばれました
オレンジの浴衣かぁ...寝間着も和服なんだねロボロくん
シャオロン「お!ユウキ〜!」
多分改造し作られた二人の部屋を繋ぐ扉からシャオくんが顔を出す
シャオくんは赤と白のボーダーのシャツにスウェット姿
昼とかわんないな...あんまり
まぁ俺もグレーのパジャマなので色味は変わらないんだけど
シャオロン「勝ってよかったわぁ〜ユウキといちゃついて寝れる」
ロボロ「よかったなぁシャオさん〜、さて...ユウキ」
ユウキ「ん?はぁい?」
ぼふ、とロボロくんがベッドに腰掛けた俺の腹に
顔を埋めるようにして抱きつく
ロボロ「あったかいなぁ...」
なにをされるのかと思えば、ただ甘えたかっただけか?
あぁ、でもそっか...と、この二人の過去の共通点を思い出す
二人とも、好きと嫌いの両極端を味わったことがあるんだ...
甘えるなんて簡単にできなかったんだ...
ユウキ「ん、ふふ...シャオくんもほら」
シャオロン「え、うお」
ぐいっと俺の隣に腰かけてロボロくんを眺めていた
シャオくんの頭を引き寄せて、抱き締める
ユウキ「俺でよければ、どうぞ...甘えていいですよ」
そういえば
ロボロくんは嬉しそうに更に強く抱き締めてきて
シャオくんはと言うと、耳まで赤くしてなすがままに俺の腕の中にいる
何分か沈黙が流れたあと
ロボロくんがそっと俺の服を捲ると、露になる俺の腹にキスをおとす
ユウキ「ちょっもう...くすぐったいよ、って、んぇ?」
今度はシャオくんが俺の唇にキスをする
シャオロン「なんもせず寝ようと思ったけど、やっぱ無理や」
ロボロ「俺もやわ〜、なぁユウキ」
「甘えて、ええんよな?」
ユウキ「う、ん」ニコッ
甘いなぁ、俺も、この人たちも
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜月ルナ | 作成日時:2020年3月23日 18時