異種族の国の中枢神経【実況者】三 (ページ32)

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第128話　悪夢の花園35　作戦はページ32

ﾕｳｷ「あ！！」

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「どうした？ユウキ」

ﾕｳｷ「空だ！！」

「「「空？？？」」」

ﾕｳｷ「昔母が言っていたんです！」

幼かった俺を膝にのせて

絵に描いたような美人で妖艶な見目の母は

よく悪魔の話をしてくれた

その中の一つだ

ﾕｳｷ「『私達は深い闇に住んでいた、けどそれは一部の話、今は天界で暮らすものが多いのよ』って」

ｴｰﾐｰﾙ「天界、空...」

ﾕｳｷ「この距離の、この辺の上空を確認、できますかね」

頭振り絞って導きだした予想の場所を指差しつつ

俺はそっと皆の方を向く

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「しんぺい」

しんぺい「確認いってきまぁす」

ｴｰﾐｰﾙ「さて、コネシマさん兵士さん達に指示は？」

ｺﾈｼﾏ「さっき一応連絡は入れてある」

ｼｮｯﾋﾟ「先輩の言葉で信じてもらえました？夢で敵に襲われてぇなんてこと」

ｺﾈｼﾏ「信じてもらえたわ！！！！」

ﾛﾎﾞﾛ「コネさんうるさいわ！！！」

ｼｬｵﾛﾝ「うっさいねん！お前らどっちも！」

ﾄﾝﾄﾝ「喧嘩すんな、さっさと準備に行けや」

ﾕｳｷ「あの、まだ予想で....」

余りにパタパタとことを進めていくものだから

不安になってきいてしまう

すると、グルさんが微笑んで俺の頭を撫でる

ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「少ないにしてもこういう予想を、お前が間違えたことはないだろう？大丈夫、俺はお前を信用してる」

ﾕｳｷ「ｯ、はい///」

しんぺい「ただいまぁ～、ビンゴだったよぉ」

そこに、まさに神速で帰ってきたしんぺいさんが

地図のなかに距離と、上空どのくらいかを書き入れる

思っていたより高さが低いのは

その拠点の主、ﾏﾘｰｺﾞｰﾙﾄﾞの魔力が少ないからだろう

ﾛﾎﾞﾛ「さってと、通信入れるか」

そう言って通信機をonにして

ロボロくんは敵の所在を地図の通りに伝えていく

ﾛﾎﾞﾛ「さぁ諸君」

最後にひときわ凛々しい声で

ﾛﾎﾞﾛ「戦争をしよう」

戦いの幕を開けた

　