第127話 悪夢の花園34 作戦を ページ31
会議室にて
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「奴の居場所は...」
鬱「魔法の可能範囲がこのくらいやからぁ...えっとなぁ」
ｺﾈｼﾏ「そもそも大人しくしとらんで異空間に逃げとると思うんやけど」
ﾄﾝﾄﾝ「それはたぶんないやろ、拠点はあるはずや」
ｵｽﾏﾝ「逃げるならそれごと行く、魔力結構使うからさっきまで超魔法使ってた奴にはむりめう〜」
ｴｰﾐｰﾙ「南側、東側は同盟国ありますから...西側もあり得ませんし、北側に絞るとして」
ｼｮｯﾋﾟ「あの、兄さん索敵できませんの？」
兄さん「そんな広範囲の把握や確認の魔法、本物の魔神じゃなきゃ使えない」
ﾁｰﾉ「つーか敵さん、遠くからよくあんな魔法を...あ、意識世界だから関係ないか」
ひとらん「ねぇ、この間に逃げられたりとか...」
しんぺい「魔法を強制停止したから少なくとも一時間は反動で動けないよ〜」
ｿﾞﾑ「めんどいなぁ、はよ！しようや！」
ﾛﾎﾞﾛ「じゃあ眺めてないで手伝えや！！」
ゲバルト国を中心にして書かれた地図を囲んで
13人の言葉が飛び交っている
ｼｬｵﾛﾝ「遅れてすまん、今どの辺！」
ﾄﾝﾄﾝ「相手の場所特定がムズい、せやシャオロン音聴ける？」
ｼｬｵﾛﾝ「んー、この青いペンの距離？やと聴こえんなぁ」
鬱「威力あげても？...まぁ遠すぎるか」
ﾛﾎﾞﾛ「あと下手に魔力消費できんしな」
さっと会話に加わるシャオくん
俺も机の上の地図を覗きこみ
それにそれぞれ
黒と茶色の柄のペンで書き込んでいく
エミさんとグルさんの手を目で追う
考えろ俺、悪魔の血を引く俺だから
出来ることが、知ってることが
きっと...
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年1月23日 9時
