第69話 泣いて喜べ ページ22
夜
グルッペンside
書類が終わり安堵し、机に伏して半分寝ていると
ｺﾝｺﾝ
ﾕｳｷ「失礼します、グルさん？寝て、ます？」
黙って寝たふりをしてみると、そっと近寄ってきて
ユウキが俺の頬をつつく
ﾕｳｷ「寝顔も、綺麗...ﾌﾌｯ」
俺の頬をぷにぷにと弄りながらクスクス笑っている
これはちょっとお仕置きしてやるか
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「ﾌｯ...寝込みを襲うのはどうなんだ？」
そっと顔を上げて言う
ﾕｳｷ「ッ！ﾌﾌｯ、起きてたんだから寝込みじゃないですよね？」
コイツ...
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「気づいてたのか」
ﾕｳｷ「はい、気づいてましたよ？面白いから気づかないふりしてましたけど」
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「んで、なんの用だ？ユウキ」
ﾕｳｷ「そろそろ、必要ですよね？」
ﾄﾝﾄﾝ、と自分の首を指で軽く叩く
そこは前回、俺が噛みついた場所
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「あぁ、そういうことか...まぁ確かになぁ」
ﾕｳｷ「前回俺、グルさんの体温が暖かくて寝ちゃったんですよね」
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「そうだな、一瞬気絶させたかと思ってビビったゾ」
ﾕｳｷ「あの、だから今回は」
ユウキが少し恥じらって頬を赤くして、小さな声で言う
ﾕｳｷ「寝かせないで、下さい...って言ったら怒ります？」
その意味を俺の脳は瞬時に理解した
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「フッハハハ...まったく...」
ユウキの手を引いて、俺のベットに連れていき
押し倒す
ﾕｳｷ「ッ、え？」
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「泣いて喜べよ？俺の、俺らの、ユウキ」
ニヤリ、と笑ってやれば
驚いた顔から嬉しそうな微笑みを浮かべて
ﾕｳｷ「はい...グルッペン///」
愛らしい狼は
俺の首に腕をまわした
ーーーーー
次の日
グルッペンside
苦手な朝日で目を覚ます
横で可愛い顔して寝てるユウキのおかげで満腹だ、色々
ユウキが起きてきてバレたら俺がアイツら(主にゾム)に半殺しにあわないか？これ...
大丈夫なことを願うかぁ....
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「さて、美味しかったゾ...ユウキ」
寝ているユウキの唇に軽くキスして
着替えて食堂へ向かう
部屋を出るときにユウキの顔が真っ赤で
キスした時に実はユウキが起きていたことは
わかってたゾ
ﾕｳｷ「ズルい....////」
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夜月ルナ(プロフ) - 海玲 ミレイさん» ミレイさんコメントありがとうござます！フェアリーテイルは漫画を全巻読んでいまして、それこそ魔法の参考にさせて頂いていたりしています。 (2021年1月2日 21時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っているのですか？ (2021年1月2日 7時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - バリバヒさん、ありがとうございます！頑張って書いていきます！ (2019年12月6日 18時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
バリバヒ - 続き期待してます、すごい壮大で美しい物語ですね (2019年12月6日 16時) (レス) id: dc5f1fb27a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2019年12月1日 9時
