55.GO!GO!中王区 ページ10
※怖い乙統女さんと無花果さんはいません
Aside
お姉さん達が居なくなって数分が経った。部屋には乙統女さんと無花果さん、そして私が居る。この静寂、本当に辛いから誰か喋って?いや、私が喋ろう。
A『あの… 無花果「この状況でそんな事が許される訳ないだろう」
まだ あの… しか言ってないけど!?無花果さんの方を見ると 帰りたいなどとふざけた事を言うつもりだったのだろう? と鼻で笑われる。踏まれたい。切実に。
A『早く帰らないと怒られちゃうんです』
今ならまだ間に合う。一郎はまだ帰ってきてない気がするから。
乙統女「そうですか。では最後に1つだけ。Aさんには違法マイクを使っている人を見つけたら私達に教えてもらいたいんです」
A『毎回見つけられる訳じゃないですよ?』
乙統女「いいんです。私と無花果さんの連絡先を渡しておきます」
乙統女さんと無花果さんは自分の名刺にサラサラと何か書いて私に渡してくれる。
A『手書きの番号はなんですか?』
無花果「プライベートの番号だ。どちらの番号からかかってきてもすぐに出ろ」
A『ええ!?』
中王区のトップ、ガード緩すぎない!?でも何でプライベートの番号も教えてくれたんだろう。
乙統女「私にはちょうどAさんと同じくらいの歳の息子がいるのですが家を出てしまって。少し寂しいんです」
目を伏せて悲しそうに微笑む。まつ毛長!美しすぎる。
A『そう言う事ですか!私、暇な日ばかりなんで寂しかったらいつでも呼んでください!すぐ駆けつけますよ!』
乙統女「ふふ、ありがとうございます。ではまた今度。無花果さん、Aさんを自宅まで送って差し上げてください」
無花果さんの車、すごく素敵だ…!車内は無花果さんの使ってる香水のいい香りがする。小さくかかっている音楽に耳を傾ける。運転してる横顔も美しい。
無花果「乙統女様はお強い方だが1人の人間だ。お呼ばれした時、失礼な言動には気をつけろ」
家の少し手前で降ろして貰うと無花果さんがそう言う。
A『もちろんです!無花果さんも寂しかったらいつでも連絡してくださいね!』
無花果「ふん。ガキが随分偉そうだな。一応覚えといてやろう」
にこにこする私の頭をくしゃっとひと撫でして車に乗り込み帰っていった。
☆☆作者から☆☆
みなさんお久しぶりです!これからゆーっくり更新再開します!強い女性って素敵ですよね!
- 金 運: ★☆☆☆☆
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りん - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年3月12日 16時) (レス) @page13 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - え、終わったんですか? (2021年10月5日 23時) (レス) @page13 id: 3f13f330b0 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - 考察、ほんとに感動しました!これからも応援してます! (2020年8月14日 0時) (レス) id: c6e7ce5294 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - ヒプマイってほんとに奥が深いですよね……ヒプマイについてという題名で一人一人のキャラを考察したノートなんかを作って夏休みの自由研究にしたいですね…(まぁ出来ないんですけどw)いつか時間がある時にやりたいですね… (2020年8月14日 0時) (レス) id: c6e7ce5294 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 更新楽しみにしてます! (2020年8月4日 16時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鮭の切り身 | 作成日時:2020年4月5日 14時