山田家に居候したと思ったら周りにありえんほど好かれてる【ヒプマイ】

【番外編】特別な日 ページ11

Aside


7月26日。今日の山田家はいつも以上に賑やかだ。一郎へのサプライズの為に二郎と三郎と私は1週間前からそわそわしている。



二郎「誰が兄ちゃんにプレゼント渡すのか決めた方がいいんじゃないか？」



三郎「僕が渡すに決まってるだろ」



A『3人で渡そうよ！そうしよう！』


喧嘩を始めそうな二郎と三郎の間に割って入る。3人で話し合いを重ねた結果、一郎が前にちらっと欲しいと言ったパーカーとリングをプレゼントする事にした。



三郎「仕方ないな。全く、今日はいち兄の誕生日なのに依頼をしてくるなんてどんな奴なのか知りたいな」


愚痴をこぼす三郎をなだめながら準備を進める。せっせと作業をしていると一郎が帰ってきた。



二郎「兄ちゃん、おかえり！」



A『一郎、おかえり！お疲れ様！』



三郎「手遅れた…！いち兄、おかえりなさい！」


急いで一郎の元に向かい、出迎えをする。一郎は私達の頭を撫でながら おかえり と微笑みかけてくれる。



三郎「夕飯出来てますよ！」



一郎「おう、ありがとな！」


一郎が手を洗いに行っているうちに私達はクラッカーを片手に持ち、リビングで一郎を待つ。



二郎.三郎.A「「『兄ちゃん/いち兄/一郎、ハッピーバースデー！』」」


パァンと爽快な弟をたててキラキラの紙吹雪が舞う。驚いたのかいち兄はきょとんとしている。



一郎「そっか、今日は俺の誕生日だったな。ありがとな！」



A『プレゼントもあるよ！みんなで一郎が喜んでくれそうなもの選んだよ！』


3人でプレゼントを渡すとくしゃっと笑って受け取ってくれる。 さっそく開けていいか？ と聞かれうんうんと頷く。



一郎「このパーカー欲しいと思ってたんだ。よく分かったな！こっちは俺の好きなブランドのリングか。すごく嬉しい、ありがとな！」



A『そのパーカー、みんなと色違いでお揃いなの！喜んで貰えて良かった！ね？二郎、三郎！』


私が問いかけると2人とも うん！ と満面の笑みを見せてくれる。

一郎と二郎と三郎の眩しい笑顔を写真に収め、4人で写真を撮って夕飯を食べる。夜遅くまでいっぱい話した後、一郎を真ん中にしてぎゅうぎゅう詰めで寝る。幸せそうに眠る3人を見て私も目を閉じた。




☆☆☆作者から☆☆☆
みなさんお久しぶりです！一郎の誕生日はこうであって欲しいという作者の妄想です。山田家、尊いですもう！遅刻しましたが明日番外編として東雲ちゃんの誕生日も書きたいと思います！

【番外編】Happy birthday to me→←55.GO！GO！中王区

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