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【三十六】晋助の想い* ページ6

―数日後




あ「…晋助様、わっちはどうしたらいいですかぇ…?」


高「…」




数日後、


わたしは晋助さんに


土方さんのことを相談した。




高「…諦めろ」


あ「…」




晋助さんは


冷たく、そうわたしに告げた。


ズキンズキンと


また、胸が痛んだ。




高「…お前はどうやっても吉原からは抜け出せない」


あ「…」




そんなこと、


充分に分かっていた。


けれど、


どうしても、土方さんを助けたい。




高「…俺がお前を身請けして、吉原から連れ出してやってもいい。
  けど、俺はそんなに良い人間じゃねェ。
  お前を身請けしたら、俺は…お前をあいつのところになんざ、やりたくねェって思っちまう。
  俺だけモノ、俺の…女にしたくなっちまう」


あ「…え…?」




晋助さんの


急な告白に戸惑ってしまう。




高「…それにな、お前はあいつに身請けしてもらうために
  ここまでのぼりつめた。
  それまでのお前を知っている俺が、
  お前のこと身請けることなんてできねェよ…」


あ「…晋助様……」




すると、


晋助さんは


わたしのことを優しく抱きしめた。




高「悪いな、A。
  お前の役に立ちたいのに…
  立てなくて……本当に悪い……」


あ「…し、ん……すけ……さっ……」




そんな、


優しい晋助さんに


わたしは涙が止まらなくなった。




高「……A」


あ「…っ……ぅ…」




晋助さんは


わたしの名前を呼ぶと、


そのままわたしに


優しい口付けをした。

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R. - 最高でした…。めっちゃ泣けました。。 (2018年2月14日 21時) (レス) id: 3a2ca61ffd (このIDを非表示/違反報告)
ことりんご(プロフ) - ★江華さん» わぁあぁあぁあヽ(;▽;)ノそう言って頂けることが本当に嬉しすぎますヽ(;▽;)ノ もったいなきお言葉本当にありがとうございます。゚(゚´///`゚)゚。 (2016年9月3日 11時) (レス) id: f07cbdd240 (このIDを非表示/違反報告)
ことりんご(プロフ) - GATTOさん» そう言って頂けて嬉しいです(*´ω`*)こちらこそコメントありがとうございますヽ(;▽;)ノ (2016年9月3日 11時) (レス) id: f07cbdd240 (このIDを非表示/違反報告)
ことりんご(プロフ) - るなるなさん» ありがとうございますヽ(;▽;)ノうわぁぁあ……もったいなきお言葉……とても嬉しいですヽ(;▽;)ノ本当にありがとうございます(*´ω`*) (2016年9月3日 11時) (レス) id: f07cbdd240 (このIDを非表示/違反報告)
ことりんご(プロフ) - 琉貴さん» 好きと言っていただけて幸いですヽ(;▽;)ノありがとうございます(*´ω`*) (2016年9月3日 11時) (レス) id: f07cbdd240 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことりんご x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2013年6月22日 10時

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