【銀魂】吉原ラメント―背徳の恋―

【二】二人の想い* ページ4

―――




わたしが引っ越す日の前の夜。


十四郎は


月が綺麗に見える、


庭にわたしを呼び出した。




あ「…十四郎」


土「A…」




十四郎は


わたしの名前を呼ぶと


そっと、わたしのことを


抱き締めた。




あ「…と、十四郎ッ…?//」


土「A」




十四郎のわたしを抱き締める力が


強くなる。


そして、十四郎は告げた。




土「好きだ」




その言葉が


わたしの心にｼﾞﾜｼﾞﾜと染みる。


何て優しい言葉なの…?




あ「…な、何言って……冗談よしてッ……///」


土「…//」




半ば、無理やり十四郎の身体を押し離すと


十四郎の目尻が


赤く染まっていた。


それで分かった。


十四郎は本気なのだと…。




あ「…//」


土「…//」




十四郎は


目尻を赤く染めたまま、


何も話さなくなってしまった。


こんな十四郎は初めてで


何だか可笑しくって、笑いが出た。




あ「…ﾌﾟｯｗｱﾊﾊｯｗ」


土「…な、何で笑うんだよ…//」


あ「…だって、十四郎が可愛いから」


土「……お前の方が……可愛い」




その瞬間、


お互いの唇の距離が縮まり、


唇が


重なり合った…―――。

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