【銀魂】吉原ラメント―背徳の恋―

【九】決意* ページ11

―――


高「…俺に言えるこたァ、ただ一つだ」


あ「…」




高「…そいつにふさわしい女になれ」




その言葉を言われた瞬間、


心臓がﾄﾞｸﾝｯと


高鳴った。




高「この吉原からはそう簡単に抜け出せねェ。
　 だったらよォ、そいつにふさわしい女に成長すりゃァいい。
　 お前がそいつと再会した時のことを考えてよォ。」




そうだ、


それしかない。


吉原からは、簡単には抜け出せない。


それだったら、


十四郎にふさわしい女に、


吉原一の遊女になってやる。




あ「…晋助さん、否、晋助様。
　 わっちは決意したでありんす。わっちは…―――




"吉原一の遊女になってみせるでありんす。"









―


そいで、


十四郎と晋助様とわっちの


運命の物語が


始まるのでありんす。

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