アイドルとして？仲間として？《7》 (ページ11)

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出会いの日ページ11

光が収まり、少しずつ目を開いていく
するとそこは、ナツメから真実を聞いた時にも見た光景、朱夏の城だった

ﾄｳﾏ｢ここは…｣

ｱｷﾉﾘ｢朱夏の城だ！｣

そして私の後ろにはナツメ、トウマ、アキノリが立っていた

『皆！』

ﾅﾂﾒ｢何故ここに…｣

『如月が、 “全てを知ってもらわなければ” って言った瞬間に…』

ｱｷﾉﾘ｢如月？｣

そういえば如月はいない…？

ﾄｳﾏ｢如月って、もしかして…｣

ﾅﾂﾒ｢Aの前世は如月、違うか？｣

『え、そうだよ？』

さらっと肯定すると、トウマとアキノリはすごく驚いて｢えぇ！？｣と声を上げていた
ナツメはさっき少しだけ如月と話したからさほど変化はなかった

如月｢上手くいったな｣

ﾄｳﾏ・ｱｷﾉﾘ｢｢如月！｣｣

青い光が集まり、さっきと同じように光の中から如月が姿を現した
二人が如月の存在を認知していることに一瞬疑問を持ったが、よく考えたら如月と同じ時代に生きていたのだから当たり前だった

如月｢四人を連れてくれば十分だろう｣

ﾅﾂﾒ｢如月、ここはいつの時代だ？｣

突然現れた如月にこれまた驚く男子二人とは違い、ナツメは冷静だ。さすがは朱夏と言ったところか

如月｢覚えていないか？朱夏
我と其方が出会ったあの日を｣

朱夏と如月が…出会った日？

ﾅﾂﾒ｢つまり、ここは…｣

如月｢あぁ、我らが出会ったあの日だ｣