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二人のスピリット ページ1

遠くの光景を見ることが出来る妖術を使い、皆を見守る
ナツメと空亡の戦いは更に激しさを増していた


空亡「しゅかぁぁ!」

ナツメ「何が貴様を動かしている…
妾に対する憎しみか!?」


空亡は何度も攻撃を仕掛け、ナツメは器用に躱していく
空亡はナツメを追いかけるが、いつの間にかそれは腕だけになっていた
しかし、ナツメはなかなか気づかない


ナツメ「腕だけだと…本体はどこだ…あっ!」


気づいた時には遅かった
ナツメの目の前には空亡の本体
このままじゃナツメがやられてしまう…!


空亡「しゅかぁぁぁ!」


空亡は本体と両腕で三方向からナツメを捕らえようとする
しかし、ナツメが捕まることはなかった


玄武「脆いな空亡
女郎蜘蛛の糸の方が、まだ手応えがあったぞ」


玄武を憑依召喚したトウマが、全て切ってしまったからだ


アキノリ「待たせたなナツメ!
真魔の奴らを振り切るのに手間取ってな」


朱雀に乗ったアキノリが続けて現れる


ナツメ「お前達…」

玄武「これ以上、空亡の好きにはさせん!」

アキノリ「あぁ!ナツメは俺達が守る!」

ナツメ「守る……」


するとナツメの身体から光が溢れる
その光が辺り一面に広がると、元の姿に戻ったトウマとアキノリが宙に浮いた状態になっていた
二人の胸元には、それぞれ水色の光、オレンジの光が輝いていた


トウマ「これは…!」

アキノリ「俺達のスピリット!?」


今度はその二色の光が激しく輝く
その瞬間、私の脳内に見たことの無い光景が広がった

巨体の男が敵らしき妖怪を蹴散らしていたり、少し手の大きい男がこちらも敵らしき妖怪をズタボロにしていた

私が呆然としていると、そこに聞きなれた二人の声が流れてくる


アキノリ「生まれ変わる前… “白秋” と呼ばれていた頃…
俺は朱夏を守っていた」

トウマ「生まれ変わる前の僕の名は、 “玄冬” …
そうだ、僕も朱夏の傍にいたんだ…!」



朱夏「玄冬、白秋…大義であった」

玄冬「朱夏様…」

白秋「姫…」

玄冬・白秋「「我ら二人、いつでも貴方をお守りいたします」」

朱夏「あぁ…
さて、彼奴のもとに帰らねばな。きっと妾達のことを心配しているだろう…」

守るため→



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りんご(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年2月14日 17時) (レス) @page16 id: 672dedf817 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kotorin♪ x他1人 | 作成日時:2020年6月20日 19時

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