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森鴎外 ページ8

うっすらと目を開けて、閉じる。

嗚呼、夢だ、きっと私は夢を見ているんだ。

目覚めることができない悪夢を___

「___ちゃん、_Aちゃん、___Aちゃん!」

「は、ハイ!」

慌てて返事をすると首領、森鴎外は不機嫌そうに私の唇をなぞった。

「・・・また、私以外の人のことを考えていたのかな?」

黒く淀んだ瞳で私のことをみていた森さんは気にいらなげな様子であごを持ち上げ、口吻をする。

「・・・っはぁ・・・んん・・・」

だんだんと激しくなる口吻を私は静かに、抵抗せずに、受け入れる。

反抗すればどうなるか理解しているからだ。

私には足がない。

森さんが「逃げられたらいやだけど、君に足枷をつけるのはもっといやだ。」

と言って、切り落としたからだ。

「・・・っはぁ・・・はぁ・・・」

ようやく解放された私は肩で息をしながら森さんを見つめた。

____モノタリナイ____

そういっているような森さんから目線をはずし、目を閉じる。

芥川さん_中也さん_梶井さん_紅葉さん_銀ちゃん_立原君__

たくさんの人の顔が浮かんでは消える。

懐かしい、人たち。

そんなことを考えていると森さんに肩をつかまれ抱き寄せられた。

「また・・・また、別の人のことを考えていたね?・・・どうして・・・」

ぐっと肩を持つ手に力が入り痛みを感じる。

「どうして、どうして私を嫌うんだい!?私が・・・っ、こんなにも想っているのに!!」

正気じゃない、私はそう思い、手を使って後ずさる。

「嗚呼・・・!どうすれば君は私を愛してくれる!?・・・どうすれば私に気づいてくれる!?」

森さんは狂ったように喚き、それからはっとしたように懐からメスを取り出し

首だけをうごかし、私に嗤った。

「そうか、___殺せばいいのか。___」

ゆらりと近づいてくる森さんに異常な恐怖を感じる。

「やめて・・・お願い・・・待って・・・いや・・・!」

後ずさりながら懇願する。

私を見て恍惚の表情で森さんはほほえんだ。

「私は、十分すぎるほど待ったよ・・・私だけの・・・A___」

メスが振り下ろされ

鋭い痛みとともに私の悪夢は終わりを告げた。____

・・・・・・
鈴蘭さんリクエストありがとうございました。こんな感じでよかったでしょうか?

森「鈴蘭ちゃんありがとう・・・!君のおかげで出番がもらえたよ」

立原「まあこの前ひどい扱いされましたからね・・・」

作者から〜再び〜→←ドストエフスキー



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作品ジャンル:恋愛
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ann✩ - 賢治君最高おおおおおおおおおおお! (2022年9月4日 10時) (レス) @page19 id: 6a7e843e24 (このIDを非表示/違反報告)
しお - 琴葉さん» いえいえ、またいつでも変だと思ったらコメントくださいね。(*^_^*) (2017年8月22日 8時) (レス) id: f00d45c984 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - しおさん» あ、戻ってました!太宰さんのだけ夢主の名前がAちゃんのままだったので、固定なのかと思ったので。ご迷惑をおかけしました。 (2017年8月21日 23時) (レス) id: 5a56e3c42b (このIDを非表示/違反報告)
しお - 琴葉さん» となっております、(語彙力なくて、すいません! (2017年8月21日 23時) (レス) id: f00d45c984 (このIDを非表示/違反報告)
しお - 琴葉さん» でも、夢主の名字がある話は、名字→固定名前→無固定 (2017年8月21日 23時) (レス) id: f00d45c984 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しお | 作成日時:2017年8月18日 13時

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