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「『夏目A』
実に悲しい少女だ」
本を静かに閉じたおじさんは、きらり輝く鍵を鍵穴にさす。
カチャッといい音が鳴り、静かに牢獄が開け放たれた。
私は目の前の状況が理解出来なくて、おじさんを見る。
「気が変わっただけだ。
それにお前を此処に何時までも置いておくと煩くて読書に集中出来ない」
「意外とおじさんってツンデレだね」
クスッと笑い、私は深く一礼した。
おじさんは、横に腕を伸ばす。
すると基地が大きく揺れ、それはすぐ治まった。
おじさんの掌には、輝く鯨が水があるかのように生きていた。
「こいつを使え」
小さな鯨は、徐々に大きくなり私が頑張れば乗れるまでになる。
「ありがとう……」
「早くしろ。遅くても15分でこいつは消える」
私は何処か外に出れる場所を探しに、その場を離れた。
「『夏目漱石』の孫であり、違う世界へ飛ばされ、元の世界に戻ってきた。
ということか」
もう二度と会えなくなる相棒の古き善き機械音を聞きながら、彼はそっと目を閉じた。
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2キング(プロフ) - 黒九尾*さん» 親の前でいきなり笑ったら凄い目で見られますよね…。私もよくやるので家族から変な人だと認識されてます←更新頑張ります!! (2017年3月12日 20時) (レス) id: 1ed813b825 (このIDを非表示/違反報告)
黒九尾*(プロフ) - メルヘンチックとリアルが全然違って親達の前で吹いてしまった、キャラ達との会話が物凄く面白いです!更新楽しみに待ってます♪ (2017年3月12日 19時) (レス) id: 5efd775a88 (このIDを非表示/違反報告)
2キング(プロフ) - ヲタク様さん» 閲覧ありがとうございます!こちらも引き続き見てくれてとても嬉しいです!応援宜しくお願いします。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 36a5dfc320 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタク様(プロフ) - こんにちは!【元】『ミミミの松』です!見れました!凄く面白いです!これからも応援するので、頑張って下さい! (2016年12月18日 21時) (レス) id: 12cd453bfc (このIDを非表示/違反報告)
2キング - リビリンスさん» 有難うございます!乱歩さんが1番やり過ぎてる感じしてますよね……w私自身、乱歩がどうしてあそこまで行ったのか分かりません←←こんな作者ですが、これからも宜しく御願いします!! (2016年11月14日 16時) (レス) id: 09facf1319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2キング | 作成日時:2016年8月31日 14時