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「おはよう。
落書きちゃん♪」
視界に現れたのは、何時かの露 出野郎。
「………誰でしたっけ」
「君ね、人の名前覚えるの苦手でしょ。
ほら、今だって覚えてないし、しかも倒れる時僕の事『トウィーン』って云ったんだよ。
『トウェイン』だよ。ちゃんと覚えてね」
と、挨拶代わりなのか、私の手の甲にキスを落とした。
うん。厭だったから一発ビンタしたよ。
凄い気持ちいい音鳴った。
「痛いな〜。
でもそういう処も可愛いよ」
「……状況が掴めないから、一応私の妄想主義で語って善い？
私を撃ったのは、トゥルルン？」
「うん。『トウェイン』ね。
此処まで来るとわざとに聞こえる」
近くの木の椅子を用意し座ったトウェインは、顎で何かを示した。
其処には綺麗に手入れされ、光で反射する銃が置かれていた。
「じゃあ、貴方は組合……」
「ジャックポット♪」
「此処は？」
「窓を見てみなよ」
ベッドから降り、云われた通りに窓を見た。
其処の光景に、思わず私は変な声を上げてしまった。
「街が見える……。
此処は飛行機？」
「違うよ。組合の基地だ。
で、判ると思うけど一応云っておくよ」
と、私に近づいてニコッと微笑んだ。
「君が銃で撃たれてから一週間が過ぎた。
其の間に色々君の事を調べさせて貰ったよ。
とても面白いね。こんな事もあるモンだと思ったよ」
と、トウェインは妖しい目をし、私の顎を持ち上げた。
私の隣に腕が伸びた。
「余計欲しくなっちゃったよ……」
耳元で、吐息共に出された言葉に、私は感じずには居られなかった。
「ッちょ……」
何とか目を逸らすが、彼は面白がるばかりだ。
「やっぱり子供にはまだ早いかな。
君には、今囚われている虎人がお似合いかもね」
「虎人………？
それって真逆……！！」
私が彼の名前を云おうとした時、部屋が強引に開け放たれた。
外国人の様で、躰には筋肉が沢山付いている。
「虎人が逃げました！」
「噂をすれば……だね。
判った、行くよ」
部下が去って行くと、トウェインは私から離れ銃を持ち弾を確認する。
「逃げたの？敦が」
「らしいね。
今から個室に行かせるから大人しくしてて」
「厭だ。
こんなとこ、私も脱走してやる」
「ダメだよ。
我儘は」
と、私の目線まで屈んで頬に口付けをした。
「殺されたいんなら別だけど」
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2キング(プロフ) - 黒九尾＊さん» 親の前でいきなり笑ったら凄い目で見られますよね…。私もよくやるので家族から変な人だと認識されてます←更新頑張ります!! (2017年3月12日 20時) (
レス) id: 1ed813b825 (このIDを非表示/違反報告)
黒九尾＊(プロフ) - メルヘンチックとリアルが全然違って親達の前で吹いてしまった、キャラ達との会話が物凄く面白いです！更新楽しみに待ってます♪ (2017年3月12日 19時) (レス) id: 5efd775a88 (このIDを非表示/違反報告)
2キング(プロフ) - ヲタク様さん» 閲覧ありがとうございます!こちらも引き続き見てくれてとても嬉しいです!応援宜しくお願いします。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 36a5dfc320 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタク様(プロフ) - こんにちは!【元】『ミミミの松』です!見れました!凄く面白いです!これからも応援するので、頑張って下さい! (2016年12月18日 21時) (レス) id: 12cd453bfc (このIDを非表示/違反報告)
2キング - リビリンスさん» 有難うございます！乱歩さんが1番やり過ぎてる感じしてますよね……w私自身、乱歩がどうしてあそこまで行ったのか分かりません←←こんな作者ですが、これからも宜しく御願いします！！ (2016年11月14日 16時) (レス) id: 09facf1319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2キング | 作成日時：2016年8月31日 14時
