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「第一そんな連中が何故敦を？」
「直接訊くしかないね。
逢うのは難しいですだろうけど、巧く相手の裏をかけば＿＿」
「た、大変です！」
太宰の言葉を覆いながら入って来た谷崎さん。
刹那、中からでも十分聞こえる飛行音。
「ヘリコプターだ！」
こんな間近で見るのは始めてだからつい興奮してしまった。
ドアが開かれ、一人の男性が出てくる。
後ろからは、少女と又もや男性。
「先手を取られたね」
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「会えてとてもとても嬉しいよ。
プレジデント·フクナ……フクダ……」
「福沢」
「我が社長の名前も云えない奴はヘリコプターに乗る所から出直してこムグッ！」
隣に立つナオミちゃんから両手で口を塞がれた。
出来れば唇でが良かっ＿＿＿＿う、谷崎○一郎という気が頭に……ッ！！
「ところで、
ヘリを道路に停めさせたがまずかったかね？
何しろへリポートの無い会社を訪ねるのが初めてでね」
「外国の方が、遠路遥々ご足労でしたな。
して、用件は」
私はナオミちゃんから頼まれた紅茶を、金髪野郎の前に置く。
「ほう。珍しいデザインだ。
陶磁器は詳しいつもりだったが、
どこのブランドかな？
ロイヤル·フラン？
あるいはエル·ゼルガか」
「知らん」
私の発言に眉がピクッと上がる金髪。
まぁ外国人に日本語が判る訳……
「珍しいな…」
「は、？」
中腰になりながら、顎に手を添え私を頭の先からつま先まで観察する。
やっぱり日本語判らないらしい。
「まるで有名な画に、悪戯で描いた落書きのような子だ。
そう君の瞳が語っているよ」
「口説くのは止めてさっさ茶飲んで出てけ」
と強気で云ってみたが、内心凄く焦っている。
真逆この金髪。
私の存在に気付いた………？
「そこら辺にしろA。
失礼」
頭を下げる社長の後ろに私は戻る。
金髪は紅茶を啜り、机に名刺を出した。
「フィッツジェラルドだ。
北米本国で『組合』という寄合を束ねている」
都市伝説って云ってましたよ。
どっかの国木田が。
「そのほか個人的に3つの複合企業と5つのホテル。
それに航空会社と鉄道と＿＿」
「フィッツジェラルド様」
そろそろ本題に入って欲しい、と私のイライラが社長に届いたのか、社長は私の代わりのように………えっと、…
金髪の言葉を被せた。
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2キング(プロフ) - 黒九尾＊さん» 親の前でいきなり笑ったら凄い目で見られますよね…。私もよくやるので家族から変な人だと認識されてます←更新頑張ります!! (2017年3月12日 20時) (
レス) id: 1ed813b825 (このIDを非表示/違反報告)
黒九尾＊(プロフ) - メルヘンチックとリアルが全然違って親達の前で吹いてしまった、キャラ達との会話が物凄く面白いです！更新楽しみに待ってます♪ (2017年3月12日 19時) (レス) id: 5efd775a88 (このIDを非表示/違反報告)
2キング(プロフ) - ヲタク様さん» 閲覧ありがとうございます!こちらも引き続き見てくれてとても嬉しいです!応援宜しくお願いします。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 36a5dfc320 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタク様(プロフ) - こんにちは!【元】『ミミミの松』です!見れました!凄く面白いです!これからも応援するので、頑張って下さい! (2016年12月18日 21時) (レス) id: 12cd453bfc (このIDを非表示/違反報告)
2キング - リビリンスさん» 有難うございます！乱歩さんが1番やり過ぎてる感じしてますよね……w私自身、乱歩がどうしてあそこまで行ったのか分かりません←←こんな作者ですが、これからも宜しく御願いします！！ (2016年11月14日 16時) (レス) id: 09facf1319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2キング | 作成日時：2016年8月31日 14時
