▼モテ男 ページ23
次の日の朝、いつも通り気怠げな感じで登校していると後ろから元気な声が聞こえる。
しかもその声は俺の名前を呼んでいるような気がした。
気がしたというより呼ばれていた。
「Aさんじゃないすかぁあ!!!!!久しぶりな感じしますね!!!」
久しぶりじゃねえよ。昨日購買で会ったろ…。
声がでかいうるさい頭に響く。あと走ってくんな風が寒い。
「うるせーよ声でけー…。俺が朝苦手なの知ってるだろ…」
相変わらずちいせえな…。
_「夕。」
「すんません!はざっす!!」
烏野二年男バレのリベロ、西谷夕。
「お前、今日からだっけ部活復帰。」
「はい!!ずっと練習も続けてましたよ!!!」
夕といろんなことを話しながら校門をくぐる。
夕と別れると次はスガに会った。
「はよ、Aー!」
「ああスガ、おはよ。」
「そういやさっき西谷と一緒に来てたよね。」
「うん、途中で会ってさ。相変わらずうるさかったよ。」
スガと一緒にクラスに入ると黄色い歓声があがる。
「きゃー!Aくーん!!」
「きょうもかっこいいね!」
「Aくんおはよー!!」
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作者名:ことり | 作成日時:2015年3月7日 15時