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▼少女漫画 ページ3
俺が手を差し出すと彼はおずおずと手を握り、立ち上がった。
「あ、ありがとうございます…」
制服の感じから言って一年かな?
「ん、あんま走んない方がいいよ?危ないし、バレーは手も足も使うからね」
うんうんラブコメラブコメ。
これで俺とオレンジくんとの恋愛ストーリーが始まるんだね。男同士だけど。
「はい…!ありがとうござ…ってああ!!!!急がないと!!??!!」
すみません!と言い残すと、オレンジの少年は走って俺の通う烏野高校の方角へ進んでいった。
だから走んない方がいいって…。
てか時間?一時間早く出てきたんだから遅刻する訳がない。
そう思って時計を見ると俺の携帯の時刻は8:20。
出たと思っていた時刻よりも二時間遅い時間を指していた。
_勘弁してくれよ…!!
走りだした俺の背中を、春風がやさしく押した。
俺が烏野に着いたときには8:30。
8:25には教室に着いていないといけないから…。間に合ってないな。
どうしよう…入学式だしな、帰ろうかな。
「あー!あなたはあの時の!!」
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作者名:ことり | 作成日時:2015年3月7日 15時