混乱 ページ10
皆んなで後ろのマークを教え合っている。
横にはヤバとコトコ。
下の階にはマツシタとバンダ
1回目のターン。
死人はいなさそうだ。
周りは良かったと安心の声を漏らしている。
第2ターン
暴力を振るわれる男。
弱肉強食ってやつかな？
それに寄り添うバンダ。
「クラブって言うんだ」
微かに聞こえたその言葉
マークを教えないことに怒っているキリウ。
それに偽のマークを教えるセト。
「ここからがゲームの本番だね」
キリウは死んでしまった。
誰もが分かりきっていたこと。
セトはウルミたちのグループに入った。
「あの人がハートのジャックじゃない？？」
「嘘をついてあの大男を殺した。」
「このターンで殺してしまいしょうよ」
ウルミの洗脳が始まる。
皆が1人づつ髪をかき分け、マークが見えるようし、見せていく。
同意の声が上がってゆく。
クラッカーの音が耳に響く。
このターンでセトが死んだ。
「あの男がハートのジャックじゃなかったのか…」
不安と罪悪感が襲う
「早くも皆んな正常な精神状態が保てなくなってる」
「制限時間は無期限って言ってたけど早めに決着しそうだね」
ターンは進み、ウルミの洗脳、死人の数などどんどん予想してた通りに進んでいく。
隣で荒い息を立てるイッペーくん。
「なんで騙し合うんだよ」
「まぁこうなるよね〜」
「みんな死にたくないだろうし…」
第9ターン。
ウルミが死んだ。
グループ内が完全に崩れた。こうやって無くなっていく。
隣で泣いているイッペーくん。
「こんなゲームおかしいだろ」
きっと優しいんだ。
こんなゲームに参加してしまうなんて
「ダイヤ」
マークを教えるとこっちを向くイッペーくん
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作者名：らび | 作成日時：2023年8月18日 23時
